【漫画】批判されても好きなロリィタ服を貫く姉が、周囲の視線を気にする妹に明かした勇気の源泉「お姉ちゃんかっこいい」「姉妹揃ってかわいい」の声

2024/10/19 08:30 配信

芸能一般 インタビュー コミック

“好き”を貫く姉と、トラウマから素直になれない妹画像提供/薬缶さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『ロリィタの姉に憧れる妹の話』をピックアップ。作者である漫画家の薬缶さんが、2024年7月25日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、9.3万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では薬缶さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

ロリィタ服を着たお姉ちゃんへの本当の気持ち

『ロリィタの姉に憧れる妹の話』(1/18)画像提供/薬缶さん


「うわ」「みてあれ」と小学生たちの視線を集めていたのは、ロリィタ服を着た女の子。「やべー!姫じゃん」「なにあの格好」「すごい服」とジロジロみながら笑っていた。そんななか、1人だけ笑わずに女の子を見つめていたのがみゆこだ。

みゆこが家に帰ると、先ほどのロリィタ服の女の子が「おかえり、みゆこちゃん」と言ってみゆこを出迎えた。実はロリィタ服の女の子の正体は、みゆこのお姉ちゃんのひなこ。新しいお洋服をみゆこに見せながら「超かわいくない!?小物何が合うと思う!?」と、ひなこはみゆこに話しかける。

しかしみゆこは「お姉ちゃん部屋入ってこないでよ」と素っ気なく告げて、部屋の中へ。ひなこは「みゆこちゃんが冷たいよ〜」と悲しそうなようすだが、みゆこはベッドに飛び込んでお姉ちゃんとの嫌な記憶を思い出していた…。

この物語を最後まで読んだ人たちからは、「ロリィタ服かわいいよね」「やっぱりお姉ちゃんに憧れてたんだね」「姉妹揃ってかわいい」「否定されても貫くお姉ちゃんかっこいい」など反響の声が寄せられている。

想像以上に難しかったロリィタ服

『ロリィタの姉に憧れる妹の話』(3/18)画像提供/薬缶さん


――『ロリィタの姉に憧れる妹の話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

創作に行き詰まっていた時期に、「自分の好きな物を題材にしたら、また漫画を描く事が楽しいという気持ちを取り戻せるんじゃないか」と思い、「ロリィタ」と「姉妹」が題材のこの漫画を創作しました。結果として大変な部分もたくさんありましたが、それ以上に楽しく創作することが出来たので、この漫画を描いて良かったなと思っています。

――本作では、細かいところまで丁寧に描かれているロリィタ服がとても素敵で非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

ロリィタ服の作画は特にこだわりました。「ロリィタ」を題材にすると決めた時に、ロリィタ服の作画には気合いを入れたいと思っていたのですが、実際作業に入るとロリィタ服を描くのは想像以上に難しく、特にスカートのふわっと広がるシルエットのバランスやシワの作画が大変でした。ですが、自分の好きな要素を沢山詰めて描いたのでとても楽しかったです。見た人が着てみたいと思えるような物になっていたらいいなと思います。

――本作に登場するキャラクターのモデルとなった人物はいらっしゃいますか?

モデルになった人物は特にいません。自分の経験や周りの人との会話などを参考にして、現実にもいそうなキャラクターにしたいと思い、セリフなどを考えました。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

妹のみゆこが初めて姉のロリィタ服姿を見た時のシーンは気に入っています。みゆこのキラキラした表情は納得がいくまで何度か描き直しました。自分が初めて実物のロリィタ服を見た時の感動を思い出しながら描いたシーンです。

――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?

今回は「ロリィタ」や「姉妹」など好きなものから考えてストーリーを作りました。あとは最初にキャラクターを作って、そのキャラクターがどういうシチュエーションだったら映えるかなと考えてストーリーを作ることもあります。

――今後の展望や目標をお教えください。

連載に繋げられるように頑張りたいです。また、読者の方にもっと面白いと思ってもらえる漫画を描けるように励みたいと思います。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

作品を見てくださりありがとうございます!より面白い作品をお届けできるように頑張りますので、お待ちいただけますと嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします!