SKE48熊崎晴香、12年目でつかんだ初センターに「諦めずにやってきて本当に良かった」

2024/09/27 13:15 配信

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SKE48の入内嶋涼、熊崎晴香、藤本冬香(写真左から)にインタビュー撮影:山田健史

SKE48が、33枚目となるニューシングル「告白心拍数」を10月2日(水)にリリースする。同楽曲は、出会った瞬間、一気に心拍数が上がるような運命的な愛を歌った告白ソング。6期生・熊崎晴香がシングル初センターを務め、9期生の入内嶋涼藤本冬香がシングル歌唱メンバー初選抜を飾っている。WEBザテレビジョンでは3人にインタビューを行い、楽曲について話を聞いた。

初センターをMV撮影で実感


――まずは12年目にして念願のシングル初センターとなった熊崎さん、自分が今作のセンターだと知ったときのことを振り返ってください。

熊崎:MV撮影の2日前に「面談があります」って言われて、将来について何を話そうかと考えて行ったら、まさかのセンターの発表だったので、すごく驚いたし泣きました。聞いた瞬間に今まであったこととか、センターを目指してファンの方々と一緒に頑張ってきたことが走馬灯のように頭の中をよぎって、ここまで諦めずにやってきて本当に良かったなって思いました。

そのときはまだ実感が湧かなくてちょっとふわふわした気持ちでしたけど、MV撮影で踊ったときに「本当にセンターに立つことができたんだ」っていう幸せをすごく感じました。

――入内嶋さんと藤本さんは、初めて選抜入りを知ったときの心境を教えてください。

入内嶋:私は喉の調子が悪くて病院に行っていたときに待合室で(マネジャーから)電話を頂いて、雑談の後に「次の33枚目のシングルで選抜です」って言っていただきました。病院だったので、何も言葉を発せずにただ涙を流していました。やっとスタート地点に立てたという気持ちで、まずは家族に早く報告したいという気持ちでいっぱいになりました。

藤本:私もマネジャーさんから電話を頂いたんですけど、スマホを家に置いたまま犬の散歩に行っていて(笑)。家に帰ったらスマホが鳴っていて、出たら「選抜です」と言われたので本当にびっくりしました。

――藤本さんは「ゼロポジ」(2014~2023年、TBSチャンネル1)最後の討論会企画の収録で、「活動のモチベーションが分からなくなってしまった」と悩みを吐露して涙していた姿が印象に残っているんですが、そこからどう気持ちを立て直したんでしょうか?

藤本:あの収録のときは本当に何もかもうまくいってない時期でした。コロナ禍の影響も大きくて、できることも少なかったですし。前作「愛のホログラム」で選抜に入れなかったときに卒業しようと思っていたんですけど、先輩に相談して思いとどまって、全部ポジティブな方に考え方を変えました。そこから持ち直すことができたと思います。

熊崎晴香(SKE48)撮影:山田健史


「格好良いSKE48を最大限お届けできたら」


――今回の表題曲「告白心拍数」について、最初に曲を聴いたときの感想や、レコーディングをして感じたことなどを教えてください。

熊崎:歌詞は、運命の人に出会って心拍数が上がってしまう、体は正直でやっぱり彼/彼女が好きなんだっていう気持ちが表れたすてきな曲です。恋愛の曲ではあるんですけど、私たちもステージに立って踊ることが好きで、それがうれしくて楽しくて心拍数が上がったりとか、いろんな状況に置き換えて共感できると思うので、たくさんの方に好きになってもらえたらうれしいです。

すごく踊る曲でもあるので、全力なダンスというか、SKE48の全力を見せられるような振り付けになっているので、そういうところも皆さんに見ていただけたらなと思います。

入内嶋:イントロから自分好みの曲調だなと思っていたら、歌詞も本当にどストライクでした。自分が相手や物に対して好きという言葉や感情がそのまま乗っている、遠回しな言葉がなくてすごく気持ちいい歌詞になっています。

藤本:格好良いSKE48を最大限お届けできたらいいなって思います。レコーディングのときは、サビがとにかく早くて口が回らなくて何回もやり直してしまったんですけど、最後は格好良くできました。

――MV撮影はいかがでしたか?

熊崎:MVはメンバーが3グループに分かれてダンスの練習をしていて、最初はみんな気持ちがバラバラだったりしてそれぞれがもがいているんですけど、最後は一致団結して一つになって踊るという物語になっています。同じ場所を4回ループする特殊な撮り方をしていて、1台のカメラで追っていく構成になっています。毎回私がドアから出てくると状況が変化していて、そのつながりが物語になって、日々の成長を感じられるようになっています。

ここ数年は各チームで新しい劇場公演が始まったり、SKE48にも重なって共感できるところがたくさんあったので、撮影中も感情が入りやすかったです。

入内嶋涼(SKE48)撮影:山田健史