<ザ・ファブル>緊迫シーンに忍ぶ“緊張と緩和の笑い”に反響「『発作か?』はジワるなw」

2024/09/09 11:22 配信

アニメ レビュー

アニメ「ザ・ファブル」 第22話より(C)南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会

テレビアニメ「ザ・ファブル」(毎週土曜深夜0:55-1:55、日本テレビ系/ディズニープラスで見放題独占配信)の第22話「ドア前の男……。」が9月7日に放送・配信され、息をのむシーン内に挟み込まれた“緊張と緩和の笑い”に視聴者から大きな反響があった。(以下、ネタバレを含みます)

テレビアニメ「ザ・ファブル」とは


同作は、南勝久による同名人気コミックをアニメ化したもので、殺しの英才教育を施された“殺しの天才”通称「ファブル」(CV:興津和幸)が、ボス(CV:小村哲生)から「1年間誰も殺してはならない」という指令を受け、“佐藤明”として人殺しをしない暮らしを送る姿を描く。

第22話で、明は洋子(CV:沢城みゆき)に「ヒナコ(CV:安済知佳)について俺に言うてない情報ないか?」と問い詰め、立体駐車場の事故の2日後にヒナコの両親が刃物で刺殺されていたことを知らされる。

一方、宇津帆(CV:藤真秀)と鈴木(CV:子安武人)が「ファブル」との対決に向けて着々と準備を進める中、ヒナコが宇津帆に「佐藤らオクトパスの人間に危害を加えないでほしい」と進言。そんなヒナコに、宇津帆は「おまえの両親の首を残酷にかき切ったのは佐藤だよ。だからおまえに近づいてきたんだ」と告げる。宇津帆のうそを信じたのか、ヒナコは両親の復讐(ふくしゅう)を果たすべく、宇津帆に「私も交ぜてよ」と依頼し、自動小銃を受け取る。

作戦決行の日、宇津帆はヒナコを餌に明を事務所に呼び出す。宇津帆の罠だと知りながらも洋子が運転する車で事務所にやって来た明は、一人車を降りて宇津帆の事務所のあるマンションに足を踏み入れる。

事務所のドアには、鈴木による“ドアを開けた瞬間に爆発する罠”が仕掛けられており、鈴木は明の様子を監視するため、離れた場所から双眼鏡で見張っていた。明の様子に「自信たっぷりな落ち着きが気に入らねえ」と漏らしながら双眼鏡を見つめる鈴木は、事務所のドアの前に佇み、眉間を人差し指でトントンとたたいて“スイッチ”を入れる明を見て仰天。「なんだ? 何してる? 発作か?」とつぶやいた。

アニメ「ザ・ファブル」 第22話より(C)南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会

「ファブル」らしい緊張と緩和のシーン


この“明が罠にかかるのか否か”という緊迫したシーンの中に盛り込まれた“笑い”に視聴者は爆笑。SNSでは、「『発作か?』はジワるなw」「明のスイッチ入れるとこ久しぶりに見たw」「『発作か』の反応が面白すぎた」「鈴木の『発作か?』でやっぱり笑った」「発作かwwwww」など、思わず吹き出してしまったという書き込みがあふれた。

また、ドアを開けて一瞬で罠に気付いた明は、すぐさま下の階へ避難。爆発で非常ベルと住人たちの叫び声が上がる中、明は2つ下の階の廊下を何食わぬ顔で歩く。その姿に、鈴木は「何で2つ下の階にいるんだ…」と背筋を凍らせる。

久しぶりに描かれた「ファブル」らしさあふれるシーンに、「一瞬の状況判断からの回避運動――流石っす兄さん」「佐藤カッコいい」「佐藤くんレベチ」「アキラ、最強で最高」「かっこよかったー!」「ファブルかっけぇ!!」と多くのファンが歓喜した。

◆文=原田健

アニメ「ザ・ファブル」 第22話より(C)南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会