狂愛BL「ハピエン」別府由来“千紘”も辛いが、包帯だらけの沢村玲“浩然”の過去が壮絶で絶句…「しんど過ぎて立ち直れない」の声

2024/09/10 12:48 配信

ドラマ レビュー

浩然は少年時代から違法なSMクラブで働き…


これまでも浩然が辛い経験をしてきたことが描かれていたが、第4話で明かされた彼の過去が壮絶過ぎて言葉を失った。母から捨てられた浩然は加治に仕事を紹介され、マヤのもとで働くことに。少年時代から違法な風俗で客を取り、その後SMクラブで働くようになる。

成長してからもサディスティックな客の相手をさせられる浩然。筋肉隆々の森という客は浩然に「お願いします」と乞う言葉を言わせ、力いっぱいに殴る。その容赦のないさまは直視できないほど。さらに暴力を振るわれても浩然は「そんなものより怖いのは願うことだ。普通に生きてみたい、幸せになりたい、そんなことを願うこと」と淡々と心のなかでつぶやく。達観の境地に達した浩然が辛すぎて胸が締め付けられる。

そして、マヤは「これで最後にしてやるから」と言ってなおも浩然に森の相手をさせ、浩然は誰かも判別できないほど、顔も体も包帯だらけで動けない状態となる。そのあまりに悲惨な光景に、見ているほうも声も涙さえも止まるぐらいに痛々しく感じられた。

家族から勘当された千紘も辛いが、クールに思えていた浩然の背負ってきた過去が悪夢のように恐ろしく過酷で、見ているだけで胸が痛くなり、浩然のことをギュウッと抱きしめたくなってしまった。SNSでも「胸が締め付けられて苦しい」「浩然って外は美しいのに中身の闇が深すぎて…」「見てて辛かったな」「浩然の過去しんどすぎてちょっと立ち直れないです」「壮絶すぎる」とショックを受ける視聴者の声が寄せられた。

◆構成・文=牧島史佳