田中美久、松本まりかとの共演で“学び”「目線の使い方と感情移入の仕方がすごい」

田中美久に俳優業などさまざまな活動について聞いた撮影:金澤正平

俳優、グラビアアイドルの田中美久が、3年ぶり2冊目の写真集「気ままに。」(集英社)を23歳の誕生日当日となる9月12日(木)に発売。「未知なる世界への挑戦」をテーマにオーストラリア・バイロンベイとゴールドコーストで撮影された同写真集は、広大な大地と海を舞台に、田中らしい弾ける笑顔と澄ました表情の振り幅、磨き抜かれた令和最高峰の美ボディーが際立つ1冊となっている。

インタビュー後編では、出演中の「夫の家庭を壊すまで」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレ東系ほか/Lemino、U-NEXTにて配信)をはじめとした俳優業、漫画原作など幅広く活動する近況について聞いた他、仕事、プライベートで今後挑戦したいことなどをたっぷりと語ってもらった。

俳優活動は「絶賛“学び中”」


――グラビアだけではなく、俳優業も順調ですね。

本当に今は絶賛“学び中”という感じで、いろんな作品に出させていただきながら、自分に足りない部分を吸収しているという感じなんですけど、そちらの部分でもう日々成長と学びを得て、楽しくできています。

始まる前はやっぱり不安とか緊張とかの方が大きくて、楽しむとか全然できないんですけど、いざ始まって役に入ったら、演じることがやっぱり好きなんだなっていうのを実感して。そこはやっぱり楽しみながら、いろんなお仕事を幅広くさせていただいています。

田中美久撮影:金澤正平


その場で思ったままに演じるのが一番自分に合っている


――武藤花音役で出演されている「夫の家庭を壊すまで」では、松本まりかさんと共演されています。

やっぱり松本まりかさんはすごくて、目線の使い方と感情移入の仕方がすごく、無理に演じようとしないで、本当に自分がその役になりきって、感じ取ったままを表しているというところをすごく尊敬しているんです。

私は今まで「この役をこう演じなきゃ」とか、泣くシーンも「ここ涙を流さなきゃ」という感情の方がより強かったと思うんですね。考えちゃう部分が多かったんですけど、逆にまりかさんとこの現場で一緒になった時に、そういう感情よりも、逆にそれがあるからわざとらしく見える部分が大きいから、そこはもう素直にその場で思ったままに演じるのが一番自分に合っているなというのと、あまり作り込まず、現場で相手に合わせながら必死にやる、演じるっていうのがいいなというのが分かりました。

いろんな作品に出させていただく中で、「夫の家庭を壊すまで」では特に、自分に何が合っているのか、どういう感じで演じるのが合っているのかなど掴みやすくなったのと、より深くその役を知って追求するということの大切さを知りました。

花音はオリジナルキャラクターなので、自分もどう表現しようか迷って、監督とお話させていただいたりしました。対立するまりかさん演じるみのり自身もつらい思いをしているけど、みのりがやっている復讐も私にとって同じことのようにつらいんだよというのを分かってもらいたかったので、それがみのり自身にも気付いてもらいたかった。みのり自身が気付くシーンになったらいいなと思っていたので、そういう意味でこの役(花音)があったんだと言ってくださる方もいたので、伝わって良かったなと思いました。

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