田中美久、松本まりかとの共演で“学び”「目線の使い方と感情移入の仕方がすごい」

田中美久撮影:金澤正平

HKT48卒業から8カ月「充実しすぎて、すごく楽しい」


――HKT48卒業から8カ月がたちました。グループから一人になった環境の違いはどう感じていますか?

私、どこでも楽しめる人なんだなというのを感じていて。あと、一人の時間がないと無理な人なので、困っている部分はないし、本当にありがたい環境にいさせていただいているなと思います。お仕事もプライベートも楽しくやらせていただいているので、すごく幸せに感じています。

充実しすぎて、すごく楽しくてありがたいはずなのに、それが普通になっているということがびっくりで。悩みとかもあまりなくて、楽しく伸び伸びやれている現実が自分では信じられなくて、本当にうれしい限りです。

――最近は漫画「1年後のウェディングドレス」の原作も発表されました。

元々ファンの方へのメール(サービス)などで小説を書いて出していたので、そういう部分で自分の妄想が(漫画原作に)つながったのかなと思います。

テレビ朝日さんの番組「バズマンTV」(毎週水曜深夜0:45-1:20、テレビ朝日)でやらせていただいているので、自分もここからどうやって大きく進むのか分わからないんですけど、連載することはもう決まったので、まずはたくさんの方に読んでいただいて、私のたくさんの妄想を伝えられたらと思います。

田中美久撮影:金澤正平

アイドル時代にソロ曲なし…「歌を歌いたい」


――では、今後の田中さんの活動を“妄想”していただくとしたら、どんな感じでしょうか?

私はいろんな役をやるというより、決まった役、「こういう役をだいたいやっているよね」というのが多いので、それを極めつつもいろんな役を演じられる役者になれたらなと思っているんです。今はそのイメージや、「グラビアの子だ」とかあると思うんですけど、いろんな役ができるカメレオン俳優というか、そういう人になれたらいいなと思います。

でも、見てくださっている方がこうだよねと言ってくれること自体がそもそもうれしいので。イメージがついたり、つかなくてもいろんな役ができたり、演じること自体が楽しいので、どうなりたいというより、他の役者や作品の邪魔にならなければいいなと思っています。主役とかじゃなくても、親友の友達役とかでも、「よく出てるよね」と言われる子でも、本当に役を演じていること自体が楽しいので。

――まだまだ経験を積んでいる途中だと。

そうですね。だから積んでいって、勉強をたくさんさせていただいているので、正解はないと思うんですけど、自分が正解と思えば正解かなと思っているので、とりあえず努力し続けて頑張っています。

――他に挑戦したいことがあれば教えてください。

歌を歌いたいなと思っています。アイドル時代、私ソロ曲が1曲もないんです、シングルで。だからこそ、シングルで自分の曲が出せたらいいなと思っています。やっぱり音楽が大好きで、日ごろずっと音楽も聞いているので、作詞を書いたり、作曲さんとかと協力したりとか、いずれかはそういう歌を出せたらいいなと思います。

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