コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、黒髪が美しい年上の幼馴染とのピュアな恋愛模様を描いた作品「髪フェチ男子と黒髪ロングお姉さん」をピックアップ。
作者のトガタガトさんが8月23日にX(旧Twitter)で同作を投稿。そのツイートには5500以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、トガタガトさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
実家が美容院である立花は、隣に住む年上の黒髪美女・旭丘さんに幼い頃から憧れを抱いていた。
中学1年生になった立花はいまだ成長期が来ず、高校生の旭丘さんにいつも、「小さい」とからかわれていた。しかし本心では、「旭丘さんとお付き合いしたい!そしてあの美しい髪に触れたい!!」と密かに思っているのだった。
自慢のロングヘアで登校しようとしていた旭丘さんは、暑さに耐えかねておもむろにポニーテールに結びはじめる。そこで立花は、最大の特技で旭丘さんにアピールしようと、「俺っ、ポニーテールのアレンジ出来ます!」と名乗り出た。
公園のベンチで、持ち歩いていた様々な櫛を取り出すと、緊張のなか旭丘さんの髪の毛をアレンジしていく。量が多いのにきれいにまとまったアップヘアを見て、感動した旭丘さんは「じゃあ次の日曜日、デートしよっか!そん時、髪やってね!」と意外なことを言い出した。
そして日曜日。旭丘さんの部屋に呼び出された立花は、「立花くんが思う1番可愛いの、お願いします!」とリクエストされ、俄然気合いが入る。
立花は、事前に考えてきた渾身のヘアスタイルで旭丘さんの髪を華やかに結い上げた。浴衣に着替えた旭丘さんと、ドキドキのお祭りデートがはじまる。
綺麗な打ち上げ花火と旭丘さんの姿を重ねた立花は、二人きりの部屋で「遠まわしのアピールじゃまだまだだよ」と言われたことを思い出し、「これから、ちゃんとアピールして良いですかっ」と勇気を振り絞った。
「それ確認しちゃう?えー、どうしよっかなー」と意味深な旭丘さんだったが、「じゃあ、毎日、髪結ってくれる?」と笑ったのだった。
作品を読んだ読者からは、「髪フェチ漫画久しぶりに見つけた!最高」「これは好きになるしかない」「ほんとに絵が綺麗すぎて尊すぎる…」といった声が上がっていた。
――「髪フェチ男子と黒髪ロングお姉さん」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
はじめて描いたオリジナルの漫画でした。
漫画も描き始めて1年の時だったので、自分でも描ける読み切りを考えた時、あまり難しい題材や背景の場所にならないように、自分の好きなものだけを描けるようにと考えました。
――「髪フェチ男子と黒髪ロングお姉さん」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
やっぱり髪!
どこから見てもかわいい綺麗を目指しました。
主人公の立花くんは全身でお姉さんが好き!を描きました。
――「髪フェチ男子と黒髪ロングお姉さん」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
お風呂上がりのお姉さんや、お祭りの場面は表情、背景や雰囲気感含めてキラキラ盛れて楽しかったです。
セリフは立花くんの好き!!!!とキャーーー―!!です。
お姉さんにからかわれて一喜一憂ジェットコースターしてるのがとても楽しいです。
――トガタガトさんの作品には、黒髪の美少女が多く登場しますが、ずばり黒髪の魅力はどのようなところでしょうか。また、魅力的なキャラクターを描くために心掛けていることはありますか。
黒髪ツヤベタはめちゃくちゃ手間が掛かって時間がかかるのですが、綺麗!をめちゃくちゃ主張出来る特別感が大好きです。
でも、主張が強すぎるため、複数人の黒髪は控えているので、特別なヒロインに黒髪にしてしまいます。
いつも心掛けていることは、髪、表情、仕草、全部を使って可愛い!を主張したいと思っています。
――トガタガトさんご自身や作品について、今後の展望や目標をお教えください。
現在2つコミカライズを連載しているため、色々な人に漫画を見てもらいたいことと、可愛いを安定して提供する、描くのが速い漫画家になりたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
ANIMAXコミックスの『異世界に召喚されて私が国王!?そんなのムリです!』と、コミックアライブの『俺の背徳メシをおねだりせずにいられない、お隣のトップアイドルさま』をよろしくお願いします!
まだまだ漫画描き始めたド新人なので、これからもっと可愛い、楽しいと頑張っていく予定なので、応援していただけると嬉しいですー!
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