<憐れみの3章>エマ・ストーンをはじめキャストたちが、3つの物語で異なる役を演じることを暗示…キャラクターポスターが公開

2024/09/19 17:00 配信

映画

魅力的な俳優陣が顔をそろえる


ウィル、ニール、死体安置所の看護師を演じるママドゥ・アティエは、ニューヨークの演劇学校を経て、イェール大学演劇大学院の芸術修士課程を卒業した後、舞台俳優としてキャリアをスタート。初出演映画となる「アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発」(2015年)を皮切りに、エマ・ワトソン主演の「ザ・サークル」(2017年)、アカデミー賞受賞女優ブリー・ラーソン主演&初監督作品のNetflix映画「ユニコーン・ストア」(2019年)、ヒュー・ジャックマン主演「フロントランナー」(2019年)に出演し着実に経験を重ねた。さらに「ブラック・ボックス」(2020年)で初の長編映画主演を果たし、近年ではハリウッド大作の「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」(2022年)に出演。ボイスキャストとしても活躍し、ディズニー&ピクサーの長編アニメーション「マイ・エレメント」(2023年)で主人公ウェイド役を務めた。

ランティモス監督作品の出演をアティエは心から喜び、「ヨルゴスは本当に特別な監督だと思います。彼が僕と仕事をしたいと言ってくれたことは素晴らしいことでした。彼はただ、全てがありのままです。賭けをするわけでもなく、安全策をとるわけでもなく、ただ本当にやりたいことをやっているのです。魅力的な人です」と語る。

アティエは、第1章でジェシー・プレモンス演じるロバートの妻サラの水泳コーチ・ウィルを、第2章でジェシー・プレモンス演じるダニエルの親友ニールを、そして第3章では、エマ・ストーン演じるエミリーが、とある儀式を行う死体安置所に勤める看護師を演じている。初めてのランティモス監督作品で「全てを捧げて飛び込んだ」と話す。

アナを演じるハンター・シェイファーは、いま若い世代から支持を集めている。19歳からモデルのキャリアをスタートさせ、翌年には名だたる様々なブランドのランウェイを歩き、ゼンデイヤ主演のテレビドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」のジュールズ役で女優デビュー。2021年には米国TIME誌に「未来を切り開く100人の俊英」にも選出された。「ハンガー・ゲーム0」(2023年)に続き本作で実写映画の出演2作目となる。

シェイファーは本作で第3章に登場しており、エマ・ストーン演じるエミリーとジェシー・プレモンス演じるアンドリューが探し求めている、特殊能力をもった人物ではないかと、ある儀式で試される女性・アナを演じている。

ランティモス監督の誘いで本作に参加することになったシェイファーの撮影は1日という短い時間だったが、その日は竜巻が発生していて外は危険な状態。屋内は安全だったものの、撮影終わりの屋外はひどく荒れた様子だった。シェイファーとの撮影を、ランティモス監督は“その日が最も波乱に満ちた日でした”と振り返っている。