平成女児ブームの火付け役『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』、開発担当者が語る20周年の思い「懐かしむだけのコンテンツにしたくない」 

グッズは2024年のテイストをミックス

「オシャレ魔女 ラブ and ベリー 20th Anniversary Cafe」※ザテレビジョン撮影


――20周年企画を運営するにあたり、大変だったことや、苦労したことはありますか?

まず一つ目が、20年前の「ラブ and ベリー」というものを、今このまま出しても大丈夫なのか? 皆がついてきてくれるのか? など、温度感が未知数だったので、不安が大きかったことです。もう一つは、ただ昔を懐かしむだけのコンテンツにしたくなかったので、2024年のテイストをミックスしながら「ラブ and ベリー」を表現するため、コンセプトやグッズなど、細部までこだわったことですね。

――ステージや衣装に合わせたメニュー、さらにグッズ制作で特にこだわった点があれば教えてください

「ラブ and ベリー」は“キラキラ”っていうワードをすごく大事にして作っていたので、メニューに関しても、ぱっと見た時に目からキラキラが伝わって、美味しそう! という感想だけではなく、楽しそう! と感じて欲しかった思いがあります。グッズに関しては、持ち運んで楽しんでいただくことを意識しました。当時、ラブとベリーは画面の中でしか登場できなかったキャラクターでしたが、2024年はファンの皆さんと常に持って歩いて、一緒に旅をして欲しいですし、ファンの皆さんの間で持ち寄って、懐かしんでいただけたらうれしいなと思います。

――推し活ブームを意識したところもあるんでしょうか?

あります。ぬいぐるみやアクリルスタンドを制作したのは、世界中色々なところに連れて行って、写真を撮っていただいて、たくさんSNSにアップしてもらうことを目的としています。

ファンの発信は「励みになる」


――たくさんのファンがカフェをはじめ、POPUPや展覧会に足を運んでいます。SNSでの反応など、社員の皆様はどう受け止めていらっしゃいますか?

皆さんが楽しかった、うれしかった、懐かしかったと、すごく好意的に発信をしてくださっていて、当時のことを考えると、こんなに愛されるゲーム・キャラクターになったことに感動しています。ファンの方の思いが私たち社員のパワーになって、じゃあ次も頑張ろうと励みになっています。ありがとうございます。

「オシャレ魔女 ラブ and ベリー 20th Anniversary Cafe」※ザテレビジョン撮影