10月7日(土)夜0:20よりスタートする「土曜ドラマ24『フリンジマン』」。青木U平の同名漫画を原作に、結婚生活に冷め切った3人の男たちが“とにかく愛人が欲しい”と無謀かつピュアな思いをかなえるため、愛人教授・井伏(板尾創路)の厳しい指導の下、“愛人同盟”を結成し、数々のミッションを必死に遂行していくコメディーだ。
今回より開始するカウントダウン連載では、5人の豪華出演陣が昨今の風潮に一石を投じる同作品の見どころをアツく紹介!
記念すべき第1回は、“愛人同盟”に参加する一人・田斉治役の大東駿介が登場。結婚後、妻と男女の関係がないまま3年…どうにかバレないよう、会社のかわいい部下といい関係になりた〜い! と苦悩する男のバカバカしさを語り尽くしてくれた。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
カットがかかった後に、“愛人同盟”の4人で「アホやなぁ〜」って言い合ってますね(笑)。特に主演の板尾さんは一点の曇りがない目で愛人づくりを教えてくれますから。
本当に、まっすぐにアホな男たちの物語なんです。1話で愛人教授が、僕演じる田斉に向かって「ウニを食べずに終わる人生だったらどう思いますか」って聞くんですよ。ウニを食べなくても人生をそれなりに全うできるけど、そんなの味気ない人生でしょって。そのせりふをまっすぐに伝えて、まっすぐに受け止める。アホでしょ(笑)。でも真剣にやればやるほど面白く見えると思って演じてます。
――現実ではすごくナイーブなテーマですが、コメディーとして昇華されているんですね。
愛人を作りたいと必死な3人の男たちは、女性に対してすごく臆病なんですよ。でもそれって、女性を尊敬しているからだと思うんです。男よりも上回っている存在だと考えているというか。女性という存在を崇高なものだと思いこんでいるからこそ、コメディーとして成立するし、その真剣さが笑えるんですよね。
――演じる田斉はどんな役柄でしょう?
妄想癖があり、頭の中でよく考えてばかりのところは僕と共通しますね。だからむしろ普段は出せない心の声を放出できるので、演じていて楽しいです。
ただ、心の声は後から足していくので、演技をする時に仰々しくなりすぎないように引き算してますね。愛人づくりに必死な3人は個性がバラバラで、森田甘路さんは熱量を映像に乗っけていくタイプ、淵上泰史さんは自然とこなすタイプなんです。
――キャラクターもバラバラですが、演じ方も違うんですね。ちなみに“愛人同盟”のもう一人、板尾さんは現場でどんな雰囲気なんでしょう?
板尾さんはカメラが回っていなくてもかまえていないし、でもスキもなくてすごく不思議な人です。現場にピリッと緊張感を持たせることも、それをすぐに緩めることもできる方なので、板尾さんが雰囲気を作って下さってます。
普段からそんな出で立ちでいらっしゃるので、後ろに剣豪がいるかのような…(笑)。どうやって身につけるのか、実際は愛人づくりよりそこを教えて欲しいかも。
――“愛人同盟”はなんだか不思議な関係ですね!
僕たち本当にバラバラで、でもいい意味でサラッとしてますから。4人をお弁当にしたらちょうどいいかもしれないですね。カロリーも低いし。
――どんな例えですか(笑)。ちなみに今回は筧美和子さん演じる山口詠美を愛人候補のターゲットとして狙いますが…。
筧さんはすごく優しいんですよ。筧さんのいる現場はスタッフも含めて男性陣がみんな癒やされてました。プロデューサーもいつもより長く現場にいましたね(笑)。
ただ、僕が演じる役に入りすぎて、カメラが回っていなくても筧さんが隣にいるとニヤニヤしてしまっていて(苦笑)。あやしい人と思われていないか心配ですね…。
――二人きりのシーンは注目ですね(笑)。さて、最後に「フリンジマン」の見どころを改めてアピールしていただけますでしょうか。
とにかくアホです! 女性はまっとうに向き合わず、叩かないで下さい(笑)。もう、顔に殴って下さいって書いてあるようなもんですから。
きっと、世を騒がせている人々も、こうして不完全で、好奇心があるのかな…と温かい目で見守っていただければ。「男ってアホやな〜」と笑い飛ばして下さい。
■次回9月29日(金)配信の「フリンジマン」スタートカウントダウン連載では、淵上泰史が登場! “愛人同盟”結成のきっかけを作る男・満島由紀夫を演じる淵上は一体何を語るのか!? お楽しみに!
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