10月7日(土)夜0:20よりスタートする「土曜ドラマ24『フリンジマン』」(テレビ東京系ほか)。青木U平の同名漫画を原作に、結婚生活に冷め切った3人の男たちが“とにかく愛人が欲しい”と願う、無謀かつピュアな思いをかなえるため、愛人教授・井伏(板尾創路)の厳しい指導の下、“愛人同盟”を結成し、数々のミッションを必死に遂行していくコメディーだ。
第4回は、筧美和子が登場! これまで“愛人同盟”のメンバー・大東駿介(田斉治役)、淵上泰史(満島由紀夫役)、森田甘路(坂田安吾役)がインタビューに答えてくれたが、今回は愛人候補として狙われる山口詠美役を演じる筧が、女子ならではの目線で作品をレコメンドしてくれた。
ーー「フリンジマン」に出演するにあたっての、作品の第一印象を教えて下さい。
最初はタイトルを見てもまったくピンとこなかったんですよ! カタカナだったので(笑)。台本を読んでから不倫をテーマにした作品だと気づいたのですが、嫌な感じは全然しなかったですね。むしろ微笑ましいというか…後味の良い作品だったので、「ぜひやりたいです」と言いました。
不倫って今すごくまさに、世の中が敏感になっているテーマの1つだと思うんですが、こんなにポップに表現されていて、私自身も放送が楽しみですね。
ーー正直、愛人候補のターゲットとなって狙われる、ってどんな気持ちでした?
現実だったら、絶対に嫌だと思っていましたが、少しイメージが変わりましたね。
この作品のように男性たちが本当に恋するようにドキドキしたり、気持ちが高ぶったりしていると思うと、もし不倫だとしてもピュアな恋愛とあまり変わらないのかもしれないなって。だから悪い気はしないかなと…劇中では、ですけどね(笑)。
“愛人同盟”でスパイみたいに作戦をたてたりとか、無線を使ってやり取りしたりとか、命がけで愛人づくりに取り組むんです。自分が結婚していて、旦那さんがもしこんなことをしていたら笑って許しちゃうかも(笑)。
むしろ、奥さんへの愛情を感じるんですよね。そこまでして隠し通そうとして、愛人にも愛情を持たないように努力するんです。このドラマ、女子が見ても男性心を覗けるので面白いと思います! 本当にバカバカしくて、男の人がみんなかわいく見えてくるので(笑)。
ーー不倫のイメージが少し変わるきっかけになると。
最近ワイドショーを見ていると、結婚に対して夢がなくなっちゃうんじゃないかと思うんです。でも「フリンジマン」は結婚した相手を100%裏切るのではなくて、相手を思いやってこその行動がたくさんあるんですよ。
もちろん、不倫はよくないと思います。けれど、決して結婚した後に愛がなくなる訳じゃないってことを知りましたね。だから不倫に対してドロドロしたイメージだったのが少し変わりました。
女子にこそ、ワイドショーだけでなくこのドラマで不倫の裏側も覗いてみると、新たな発見があるかも。
ーーちなみに今回は大東駿介さん演じる田斉治に狙われる役柄でしたが…。
大東さんはよく話して下さって、お芝居も見ていて勉強になることばかりでした。合間合間で笑わせて下さったり、アドバイスを頂いたり、さりげない気遣いが嬉しかったです。
実際の大東さんはすごくモテそうですね! フランクだし、相手のことを考えてお話して下さる方なので。
ーー必死に愛人づくりに励む田斉とは真逆ですね(笑)。さて最後に、視聴者へメッセージをお願いできますでしょうか。
「フリンジマン」というドラマは“愛人を作る”っていう、今どきありえないようなびっくりするテーマですが、本当にポップに笑えて、ピュアな気持ちで見られる作品です。
原作とは少し違って、板尾さんオリジナルの“愛人教授”が完成していて、私もドラマのスタートがすごく楽しみです。男性にも女性にも、ぜひ笑って見ていただけたら嬉しいです。
■次回10月5日(木)配信の「フリンジマン」スタートカウントダウン連載では、主演を務める板尾創路が登場! ラストを飾る“愛人教授”はこれまでの連載で「後ろに侍がいるかのよう」「カメラが回っていない時もずっと見てしまう」などと共演者から証言されてきたが、果たして何を語るのか!? お楽しみに!
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