漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。8月11日・12日には、世界最大規模の同人誌即売会として知られる大型イベント「コミックマーケット104」(コミケ104)が東京ビッグサイトにて開催され、2日間で26万人が来場するなど大盛り上がりとなった。
WEBザテレビジョンでは、そんな「コミケ104」のもう一つの見どころであるコスプレエリアにクローズアップ。会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施し、それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
衣装は既製品ですが、着物の裾が真っすぐだったので、アニメに合わせて丸みのある形に直しました。それと、特徴的な横髪を立体的に再現したのも、こだわったポイントになります。
メークやしぐさだけでなく、制服の着崩し方にもこだわってギャル感を演出してみました。うまく表現できているといいんですけど、いかがでしょう?
プライベートで日焼けした…ということもあり、小麦肌(褐色肌)を生かせるキャラクターの中から、今回は彼女を選びました。ただの金髪ギャルにならないよう、キャラの個性をしっかり表現することも意識して。ヘアピンや絆創膏などのアイテムは、位置にも気を付けてセットしています。鈴木莉音ちゃんで併せをしてくれた、りなしぃにも感謝です!
こだわったポイントはウイッグの造形です。両サイドのリボン状になっているところがとてもかわいくて、きれいな形で髪形を再現したいと思い、ウイッグセットを頑張りました。
スタイルを良く見せたくて、コスチュームの中にいろいろ仕込みました。衣装そのものは既製品なんですけど、インナーのサイズ感を体にぴったりフィットするように手直しして。そのかいあって、胸元をきれいに格好良く見せられた…と思うので、仕上がりには満足しています。
こうして大盛況のうちに終了した「コミケ104」に続き、コスプレが楽しめる大型イベントは9月以降も全国で続々と開催予定。「東京ゲームショウ2024」(9月26日~29日、千葉・幕張メッセ)、「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」(10月25日~27日、池袋東口エリア)、「東京コミコン2024」(12月6日~8日、幕張メッセ)、「コミックマーケット105」(12月29日・30日、東京ビッグサイト)なども控えている。
はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文=ソムタム田井