「2人で頑張る」と気を張っていたことに視聴者から心配の声も上がっていた夏だが、ちゃんと成長ともいえる変化も。
急きょ日曜日に仕事が入った夏に、「1人でいれる。お留守番にも慣れたほうがいいでしょ」と海。夏は「じゃあ、なるべく早く帰るね」と言ったが、すぐに「いや、甘えよう」と思い返した。翌日、やって来たのは津野だった。
会社の先輩に「2人は大変ですけど、助けてくれる人も多いので」とほほ笑んだ夏。そのとおりに、夏の自宅には津野のほかにも、海から連絡をもらった弥生、さらに夏の弟・大和(木戸大聖)もやって来ていた。もちろん、朱音たちも、ゆき子たちも助けてくれるのだ。水季から夏に宛てた手紙にも「頼って、甘えてください」と書かれていた。
ラストは、第1話冒頭の水季と海のシーンにつながっていた。海が質問した「海はどこからはじまっているか」にちゃんと答えることができなかった水季。夏への手紙の裏面に小さな文字で追伸として書いた中に、そのことに触れつつ、「始まりはあいまいで、終わりはきっとない。今までいなかった夏くんはいつからか海のパパになっていて、今そこにいない私はいなくなっても海のママです」とあった。
くっきりとした始まりの線はなくとも確かに始まった夏と海の関係。これから終わりなく続いていく未来がきっと明るいものであることが示されたようなラストだった。
SNSには「あたたかい気持ちになれた」などの感想のほか、夏や海、水季だけでなく登場人物たちへのさまざまな思いがつづられ、タイトルが世界トレンド1位になる反響となった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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