コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、まんだ林檎さんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「あたらしい家族」だ。9月25日時点で1.5万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者のまんだ林檎さんに制作の背景を伺った。
綾悟と仙さんこと仙吉は、恋人同士。
ある日、綾悟は田舎に帰ろうと考えていることを仙さんに打ち明ける。
2年前に父親が亡くなり、母親1人で住んでいるため実家に戻ろうと考えていたのだ。
綾悟は、仙さんと別れる覚悟で打ち明けたのだが、仕事を辞めて綾悟と綾悟の母親と一緒に暮らすという仙さん。
2人は1度、綾悟の実家に戻り、綾悟の母親に挨拶をすることにした。
しかし、突然息子が嫁といい男性を連れて帰ったことに驚きを隠せない綾悟の母。
なかなか2人のことを認めることができない母と、2人はあたらしい家族になれるのか……!?
今作は、『家族』がテーマとなった心温まるストーリーだ。
実際に漫画を読んだ人達からは「大好きなお話です」「素敵なお話」「心が温まりました」「途中からぼろぼろ泣きながら読みました」「これBLとは関係なくどこの家でもあるようなお話では」と、いった声があがっている。
今回は、作者・まんだ林檎さんに『あたらしい家族』の制作について話を伺った。
――「あたらしい家族」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
ちょうど家族が増えて、夫の実家の近くで住むことが決まり家族とか同居について考えていた時期でした。田舎に戻ることとか人生に腹を括ることとか考えていた気がします。
――「あたらしい家族」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
昭和に建てられて家の作りですかねw。狭い台所とか鴨居の低さ。実際の近所の風景をそのまま描いてたんですけど今では失われた景色で懐かしいです。
――今作は多くの読者から反響があったと思いますが、特に印象に残っているコメントなどはありますか?
ゲイカップルの方から今田舎に戻って暮らしてます。みたいなコメントいただいたのは新鮮でした。
昔は「こんなカップル憧れます」とかでしたけど、今は実際にこんな感じですみたいな方がいらっしゃるのがいいなーと思いました。
――普段、ストーリー設定やキャラクター設定はどのようなところから着想を得ることが多いでしょうか?
ストーリーテラーじゃないので、身近に感じたことから描きたくなりますね。
子どもが大きくなってきたら性教育とか、子どもがやってるからバレーボールとかw。
――まんだ林檎さんの今後の展望や目標をお教えください。
ここ最近原作付きをやらせていただきながらオリジナル漫画もあたためているので まだまだこれから売れるつもりで頑張りたいと思いますw。
――最後にまんだ林檎さんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
末っ子も大きくなってきたのでようやく仕事もちょっと増やして頑張りはじめました!
秋から芹沢由紀子先生原作で新連載「純愛×洗脳」も始まります。実はこちらも家族がテーマです。
私だけでは描けない世界観を私らしく紡いでいるのではないかと思いますのでぜひお読みいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
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