コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、漫画家のFukiさんによる『在宅ワークもふたりでいれば』だ。
同作は「COMICポルタ」で連載中の作品で、結婚してから3年目を迎えた3Dデザイナーの「学」と漫画家の「美千香」による“ハートフル時々コメディライフ”な夫婦の様子が描かれている。
FukiさんのX(旧Twitter)に、第1話「縁は異なもの味なもの」を『在宅ワークもふたりでいれば』と題してポストされると、数多くの関心を集めたようで7.2万もの「いいね」を獲得。そこで作者であるFukiさんに、同作を描いたきっかけや、こだわりの場面について話を伺った。
――夫婦となって3年目を迎える美千香と学の出会いは、決して平凡なものではなかった。
3年前のこと、駐車場で自身の車を探していた学は急に体調を崩し、いつの間にか気を失ってしまう。そして、ふと我に返ると、そこは車の助手席で、運転していたのが、その後に妻となる美千香だった。学が倒れているところに偶然にも遭遇し、学に「頼むから家まで送ってくれ」と言われた美千香は、快く彼を家まで送ることにしたという。
家に到着するまでの道中、学は美千香が漫画家であることを知り、さらに美千香の優しさにも触れて自然と彼女に惹かれていく。到着後、「お礼に今度 食事でも」と誘ったところ、「大丈夫かな」と断られた学は「このまま縁が切れるのは嫌だ」と思い、去っていく美千香の車に向かって「3D作れまーす」「タージマハルとか作れまーす」と叫ぶ。そして、美千香は「まじ タージマハル!?」と言って車を止めるのだった。
お互いの出会いを振り返っていた美千香は、さらに、その後の学の様子を語り始め、学もその時の心境について吐露。そして、急に学は、今日が「必ず2人で行きたい場所や食べたいものを食べる日」である15日だったことに気づき…。
お互いに在宅ワークである夫婦を描いた同作に対し、読者からは「何気ない会話なのに温かい雰囲気で癒された」「これが現代の理想の夫婦像」など好評の声が相次いでいた。
――そもそもの質問になってしまって恐縮ですが、現在連載中の『在宅ワークもふたりでいれば』は、どのような経緯で描き始めたのでしょうか。きっかけとなる出来事などあれば、ぜひ教えてください。
始まりはギャップがある夫婦を描きたいと思ったことがきっかけです。オフな姿で働く在宅ワークの夫婦が外に出かける時は、綺麗に着飾ると変身するみたいで面白いなと思いました。連載化にあたり、在宅ワークあるあるや様々な設定を肉付けしていった感じです!
――『在宅ワークもふたりでいれば』第1話のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
美千香にもう一度会いたいという理由で、勇気を出して言った学のセリフの「タージマハルとか作れまーす」がお気に入りです(笑)。2人の縁に大きく関わるセリフであり、3Dデザイナーならではのセリフだと思うので。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
8月19日に『在宅ワークもふたりでいれば』の書籍が発売されました。皆様のおかげです!ご興味のある方は、ぜひチェックしてください!これからも創作活動頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。
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