柳楽優弥&坂東龍汰、猛暑ロケを経て絆深める「三位一体感がしっくり」「柳楽さんがいてくれるから大丈夫」<ライオンの隠れ家>

「ライオンの隠れ家」インタビューより※撮影=山田大輔

「すごく協力し合えたし、つながり合えたものがあった」


――初共演となる2人は、互いの魅力をこう語る。

柳楽:(坂東くんは)実際に絵がうまいんですよ。センスがいいんだろうなとすごく感じるんですよね。何より米・マンハッタンで生まれているので、そこも大好きポイントです(笑)。

坂東:大好きポイント(笑)。

柳楽:もちろんそれだけではなくお芝居の面でも、前半はロケが多くて猛暑の中での撮影で、どうしても速いテンポで進む段取りだったのですが、ちゃんとコネクトできていて。逆に、そういう現場から始まったからこそ、すごく協力し合えたし、つながり合えたものがあったのかなとも思えました。

坂東:そうですね。初日に第1話の大事なシーンがいくつかあったのですが、最初のシーンから居心地がすごく良かったです。

――猛暑でのロケを経て、絆を深めつつある2人。そんな2人にとっての“真の家族愛”とは何か――。

柳楽:家族っていいときだけじゃないですよね。長く一緒にいる関係性だからこそ、そこをどう乗り越えていくかというのを実は工夫しながらやっていると思います。そういう中で僕たちが考えたのは、「ありがとう」や「ごめんね」はちゃんと言うという、モヤモヤをなくす努力。大げさに言ったらリスペクトをどう取り入れるかなのかなと思います。

坂東:近い言葉になってしまうかもしれないですが、相手を認めてあげることですかね。小さいことの積み重ねで距離ができてしまったり、近い人だからこそ言いづらいことって結構あるのかなって。相手を許容して、その姿をちゃんと認めてあげて、それをさらに言葉で伝えるというのは、真の愛、絆をつくっていく上で必要なことなんじゃないかなと思います。

■撮影=山田大輔