ONE N’ ONLYが語る3rd EP「Fiesta」の制作秘話「“ワンエンが今歌うなら…”というのをフラットに見られるのもHAYATOの強さ」

基本はHAYATOが主導で動いてくれています

写真左からEIKUさん、REIさん   撮影=西村康


――TikTokでサビの音源とダンスが公開中の「Free Hug」は、自然と体が揺れ出すようなハートフルなナンバーです。

KENSHIN:今回のEPの中で一番聴きなじみがいいというか。かわいい歌詞とメロディーなので、いろんな層に気に入ってもらえるんじゃないかと思います。振り付けも簡単でキャッチー。ぜひ踊って、TikTokに動画をたくさん上げてほしいです。

TETTA:「Free Hug」は僕らもデモをいただいて一発で覚えてしまったくらいスッと入る楽曲。ライブではみんなも手の振りを合わせてもらえたらうれしいです。

――「R.U.S.H」と「Too Much」はリーダーのHAYATOさんが作詞・作曲に参加していますね。

集合カットではTETTAさんにしっかり包まれていました。REIさんの「撮影だから!」の声に「ちゃんとやってる!」とお返事を   撮影=西村康


HAYATO:僕らの音楽を多く手掛けてくださっているJUNEさんと一緒に作った曲です。僕がまず『こういうトラックが欲しいです』とオーダーして、JUNEさんがそれを汲み取ってトラックの形にしてくださり、ラップのメロと歌詞は自分で作りました。トラックをお願いするときは基本、『最近のワンエンの流れだと次はこういう曲が欲しい』というメンバーから出た意見を吸い上げたりして僕が具体的にイメージを伝えています。

REI:僕らが意見を言うこともありますが、基本はHAYATOが主導で動いてくれています。昨年夏の『EVOL』から今春の『DOMINO』という配信シングルの流れもHAYATOが提案してくれたもので。

TETTA:HAYATOは普段からいろんな音楽を吸収しているんです。だから、ワンエンが今求めている曲や今のワンエンに合う楽曲というのを、自分の持っているいろんな知識やセンスをかき集めてJUNEさんと制作してくれるんですよ。

REI:単純に“好きな曲”というだけじゃなく、“ワンエンが今歌うなら…”というのをフラットに見られるのもHAYATOの強さ。主観的になりづらいから、ファンの皆さんが楽しめて、かつワンエンのイメージも守れるような楽曲を作れる。HAYATOには実績があるので、みんな信頼して任せています。

HAYATO:(うれしそうに聞いて)あざ~っす!!

今回も安定に何枚かに一度変顔を差し込んできました   撮影=西村康


REI:調子に乗るからこの辺で(笑)。でもまぁ、事実なので。

HAYATO:僕がそうやって動き出したのは『Departure』(2023年5月リリース)ぐらいからなんですが、楽曲やMV、ツアー含め、グループの方向性は自分たちの感性も取り入れながら決めた方がもっとリアルなものが伝わって、ファンのみんなにも届きやすいんじゃないかなって。同時にメンバーの意欲やモチベーションも上がりますし。でも僕だけじゃなく、EIKUとNAOYAが衣装、てっちゃん(TETTA)はいろんなデザイン面、REIとKENSHINはSNSの更新…など頑張ってくれていて。ワンエンはそれぞれの部署で…。

TETTA:えっ! 部署!?

EIKU:会社?(笑)

REI:俺らのこと“部署”って思ってる?

HAYATO:あはははは!! ま、それぞれの得意分野を広げていけたらいいのかなって。それを言ったら俺も“部署”だからね。

REI:いや、社長だと思ってる。

TETTA:社長!(笑)

HAYATO:何でよ~(笑)。でも、そういう役割分担をしていくことで最近は“みんなでやってる”感がより感じられるなって思う。

KENSHIN:ちなみに今回のEPの「ALL OUT」という曲は、HAYATO、NAOYA、僕が各々でラップ詞を書いたラップチーム3人の曲。「この3人の曲があったらいいね」っていう話の中から生まれた曲なんだけど、それこそ自分たちのリアルな心境が込められていると思う。

HAYATO:うん。47都道府県ツアー中に作ったから、今年4月のファイナル・パシフィコ横浜を前にした当時の意気込みみたいなものがすごく出てる。

KENSHIN:個人的にも思い入れのある曲になったし、そのファイナルのパシフィコで初披露したときに会場がすっごく盛り上がって。今回、円盤として収録できたことがうれしかったな。

あまりにもキレイでスタッフ一同ため息   撮影=西村康


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