コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたモナ・リザなどの女性の名画が実世界に入り込んだ女子会トークの物語「名画たちが女子会する話」をピックアップ。なお、作者の魔木さんはくらげバンチで「終活勇者」を連載している。
魔木さんが2024年8月12日にX(旧Twitter)に投稿したところ、4000件を超える「いいね」を獲得し、「最初のモナ・リザの顔がイケメンでめっちゃ好き」など多くの反響が寄せられた。本記事では、魔木さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
誰もが知っているモナ・リザやフェルメールの絵画。そのモナ・リザは彼氏が欲しいという。フェルメール作の真珠の耳飾りの少女は自分たちがアイコンとして認知され過ぎていることを覚悟しなさい、とモナリザに言う。ヴィーナスの誕生(イタリアの画家のサンドロ・ボッティチェリ作)も登場し、全裸のため不審女性逮捕というニュースが流れる。その後、女子会のあと、合コンに行く名画たち。モナリザは合コンで理想の男性名画と出会うのだが…。
小学校・中学校の美術の教科書などに掲載されがちな超有名な名画たちが現代のリアル女子によみがえったらと喩えたコメディ漫画で、SNS上では「面白い!」「笑った」「テンポ良過ぎて最高」など、多数のコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。
――「名画たちが女子会する話」のモチーフはどのようにして生まれたのでしょうか?
モナ・リザなどの名画のパロディ画像などを見て、面白いキャラ付けをされているのを見つけ、そこからもし名画に描かれた人物がキャラクター化したら…と考えました。
――女子会する名画たちのストーリー構成上、工夫された点はどこでしょうか。
名画のキャラクターということで、浮世絵や「我が子を食らうサトゥルヌス」など画風がかなり異なるものと共存しているのも面白いと思い、そういったキャラとも絡むよう工夫しました。
――本作ではもし現代に女性名画がよみがえり合コンへ行くという設定がなされています。本作を描く上で魔木さんがこだわった点がございましたら、教えてください。
牛乳を注ぐ女が味噌汁に牛乳を注いだり、ヴィーナスの誕生が全裸で街中に出てしまうなど、なんとなく名画に持っている単純なイメージをわかりやすく感じられるようにキャラ性として表現しました。
――本作で、魔木さんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。
モナ・リザが浮世絵の江戸兵衛に惚れるシーンです。
――本作で読者に注目してほしい点などがありましたら、お聞かせください。
名画キャラならではのコメディ部分に注目して欲しいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
連載作品以外にもこういった短編などを描いていけたらいいなと思っています。
作品を発表した際は是非ご一読頂けると嬉しいです!
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)