TRFのSAM、ESTU、CHIHARUが初めて総合演出を務める舞台「DANCE REPUBLIC ~The devotion~」が、2017年9月16日~18日に竹芝のニューピアホールで行われ、約3000人の観客を動員。18日の千秋楽公演を前に、SAM、ETSU、CHIHARU の3名が囲み取材に応じた。
本公演は、今年で結成25周年となるTRFが“もっとストリートダンス界を盛り上げていくべき!”と立ち上がり、15年の構想期間を経て実現。セリフのない、ダンスのみでストーリーを綴られ、この舞台に賛同した世界的ダンサーと500名の応募からオーディションで選ばれた53名のダンサー達が集結した。
舞台の内容を聞かれたSAMは「日本昔話をモチーフにしている。誰でも見やすいようなストーリー。ダンスだけで魅せます」と語り、CHIHARUは「ダンスだけでもわかるように、しっかりと作った」と続け、ETSUは「すごくわかりやすいストーリーなので誰でも楽しめるはず」と笑顔で答えた。
“一番やりたかったことが実現した”とコメントしていたSAMは「ダンサーとして自分たちが何をやりたいかを考えたとき、しっかり形に残っていく作品を作るべきだと思っていた。今年はもちろん、来年、再来年と続けたいと取り組んでいる。また、若いダンサーの出口にもなるようにしていきたい」と実現できた喜びを語った。
「最年少は小学校2年生。実力も備わっていて、とても素晴らしい」と話すと、記者から自分たちの同年代の頃のことを聞かれ、CHIHARU、ETSUは「発表会はあってもこのような公演には参加したことなかった」と応え、SAMは「自分はガキ大将でした」と会場を和ませた。
会見の終わりには、SAMは「10年後も続けていきたい。セリフのない全編ダンスの舞台。ただただ頭を使わずに楽しめる舞台となった」と力強く語り、しめくくった。25周年をきっかけに新たなスタートを華々しく飾ったTRF。現在活躍するダンサーの中には、彼らに影響を受けたダンサーやTRF企画のイベントでチャンスを掴んだ者も多い。ダンス界の大御所と呼ばれる世代でありながら、メジャーシーンを駆け抜けてきたTRFの今後の活動にも目が離せない。
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