国分太一「1974年にこだわりたいなと思って…自分と同い年!」 初放送回から振り返る「国分太一のTHE CRAFTSMEN」の軌跡

2024/10/18 12:00 配信

バラエティー レビュー

「国分太一のTHE CRAFTSMEN」※提供画像

2025年1月に、BS10への引越しが発表された「国分太一のTHE CRAFTSMEN」(毎週金曜夜10:00-11:00[<263ch>])。同番組はこれまで、車だけでなくガレージなど数々のカスタムを汗と笑いとともに作り上げてきた。そこで1月のリニューアルを前に、番組放送の第1回から彼らの軌跡をたどっていく。茨木夫婦との出会いやアメ車カスタムの出発点など、同番組の公式ページにある過去放送アーカイブから選りすぐりの回を紹介。今回は記念すべき第1回で、国分が運命の車と出会うシーンを振り返る。

全てはここから始まった。東京タワーの下に集う国分とスタッフ


2021年1月、放送3カ月前から集合していた国分とスタッフたち。台本どころか番組タイトルすらまだ未定だった当時、まずは何も決めずに「国分太一の新番組(仮)」という丸投げスタイルでスタートを切っていた。

「40代のおじさんたちが本気出すと、こんなに色んなもので遊んじゃうんだって姿も見せていきたいなと思っていて…」と語る国分。なおこの際、城島茂松岡昌宏にはまだ番組について話をしていなかったという。ただ株式会社TOKIOのホワイトボードには番組について記載してあるため、伝わってはいるのではないかとこぼした。かなり自由な社風らしい。

そうして軽トラックに乗り、プライベートの友人であり芸能人ではない“ヤマさん”こと山口慎也と合流。「昨日飲み過ぎた顔」と出合い頭に笑い合いつつ、「下手したら車移動中寝るなぁ」と国分は笑う。かなり親しげなようすだ。ヤマさんは“ものづくりをこよなく愛する人”として紹介され、「車を選びたい」という国分の相談を受けて知り合いを紹介してくれるという。そうして一同は、埼玉へ向かうことに。

道中、車内ではメルセデス・ベンツの「スプリンター」など車についてのトークやキャンプなど、趣味の話がどんどん膨らんでいく2人。やがて目的地に到着すると、そこにはこれから長い付き合いになる“ワカさん”こと茨木一綺と"アネゴ"こと茨木美伽さんの姿があった。

木材にこだわったアウトドアギアの販売や社内カスタムを手掛ける「Ciel Bleu.」のオーナーであるワカさん夫婦。国分がまずは番組タイトルを決め、そして3人へのレギュラー出演交渉をおこなうことを決める。

出演交渉は2つ返事で決まったので、そのあとは国分が考えている番組内容を企画書にまとめて番組側へ相談していくことに。『「今を生きる楽しさ」を!』『いいモノだけを選びまセンカ』という2つの言葉で番組を作りたいという国分は、さらに47歳という年齢にこだわって“年相応の楽しみ方”を見つけていきたいとアイデアを明かす。

そこでテーマとなる2つの言葉からイメージをふくらませ、『「今を生きる楽しさ」を!』を「手作り」と置き換え、中古のアメ車を購入してレストアしていくようすを伝えたいと語る。また『いいモノだけを選びまセンカ』については、高額な物の理由や価値、こだわられている部分をVTRで一緒に学んでいきたいと方向性を語った。

何も決まっていない所から、皆でつくっていく「THE CRAFTSMEN」


番組の方向性は決まったが、まだ問題点が残っている。それは“番組タイトルが決まっていない”こと、そして“活動する上でベースとなる場所がない”ことだ。なお真剣な話をしていてもお腹が減るので、“お腹がすいたこと”も問題の1つとして取り上げられることに。ただ出前が頼まれると、最後の問題だけはすんなり解決するのだった。

弁当を待つ間、番組のタイトル決めをおこなっていく。ロゴが作りやすい字面が良いというヤマさんの話を聞きつつ、「格好良い奴があって」と写真を見せる国分。「The Craftsman」と書かれた雑誌の表紙で、「人生は短いが、技の道のりは長い。技の道を極めるには、人生は短すぎる」という英文が添えられている。

今後ユニフォームが作られるとき、その英文を添えておくと格好良いと話す国分にメンバーも同意。ディスカッションのなかで個人を限定しないように「CRAFTSMAN」より「CRAFTSMEN」が良いのでは、などの言葉がさまざまに交わされ、最終的には満場一致で「THE CRAFTSMEN」が番組タイトルとして固まったのだった。

そして次の議題は、「“カスタムをほどこしたい車”との出会いがあるか」だ。ヤマさんは5年かかったという話が出てくると、「僕が車見つかるか、番組が終わるかどっちかですよ」と笑う国分。欲しい車の方向性はシェビーバンで固まっているのだが、年式を限定すると発見は難しい。そこでひとまず国分は「1974年にこだわりたいなと思って…自分と同い年!」という案と、国分がデビューした1994年のどちらかにこだわって探したいという案が飛び出す。

その後はワカさんのアメ車を見学させてもらい、さまざまなカスタムぶりに強い憧れを浮かべる国分。夢の第一歩が、ここから始まったのだ。