コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『2ヶ月後に性別がバレる女装男子』に掲載されている『女子校に入学しちゃった女装男子の話』を紹介する。8月9日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、8000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、maka/西島世那さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
私立聖アスター女学院は、素敵なお嬢様を育成する名門お嬢様学校。蒼乃空は、この学院に“女装”をして入学した新一年生。しかし、女装していることが同級生の紺野海にバレてしまう。
「蒼乃さん……男だったの!?」と驚く紺野に対して、蒼乃は「すまない!誰にも言わないでくれ!」と必死に土下座をする。
続けて「主席合格者への支援金目当てで家族に入学させられたんだ!」「バレたら支援全額払い戻し!でもクソ親父たちはもうその金でハワイに行っちゃった!」と泣きながら事情を説明し、秘密にしてもらうように頼み込む。
すると紺野は「誰にも言わないよ」「蒼乃くんが男でもクラスの仲間なのは変わらないもん」と秘密を守ることを約束してくれた。
「秘密を守るの協力する」「何か困ったことあったらいってね?」と紺野に言われて、内心ドキッとしながら「女神…?ありがとう」とお礼をいう蒼乃。
しかし、蒼乃も秘密を抱えていて…。
この漫画を読んだ人たちからは、「最高…」「校長いい趣味してんじゃねえか」「まさかとは思ったけどここまでとは」「予想の斜め上を行かれた」など、多くのコメントが寄せられている。
――『女子校に入学しちゃった女装男子の話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
「主人公の男の子がのっぴきならない理由で女子校に潜入!?」ってテーマがよくあるんですが、そのときの主人公が女装して、その上で女装をしなければいけない理由が千差万別なのが面白いので、クラス全員色んな理由で女子として学校に入らなきゃいけないって状況を作りたいなっと思ったのが始まりでした。女装はもちろん好きなんですが、「女装しなくてはならない理由」が好きなのがきっかけです。
――かわいらしいクラスメイトばかりだったので、1年B組が全員女装男子だということに驚きました。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
作画面では、喉仏を出さないように、あくまでも可愛い「男」と言う部分を念頭に書いていました。また、メインは二人なんですが総勢十人の女装男子が出てくるので、名前も見た目も区別がつくように気をつけてました。お気に入りの女装男子を作ってほしいと言う気持ちでした。それと、全員男でも女でも違和感ない一文字の名前にしているのもこだわりです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
オタクに優しいギャルの彰ちゃんの「オタクに優しいギャル(※オタク)(※男)爆誕!!」のシーンとか出オチで好きです。彰くんは陰キャでオタクでインドアで、筋肉も無いし肌が白いので足をぷにぷににしてます。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
何かに影響されて、と言うよりは毎回どんなに短い話でもキャラクターの感情を動かすと言うところに重きを置いて描くようにしています。相手を好きになったり、信頼したり、そんな強い感情の変化が好きなので、そこを軸に漫画を描くことが多いです。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
目を可愛く、顔に一番視線が集中するようにコントラストを意識して描いています。あとは足フェチなので足描くときは気合いを入れています。
――今後の展望や目標をお教えください。
ボイスドラマ化で全員男性声優に女装男子の声当ててもらいたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
好き勝手好きなものばっかり描いていますが、いつも応援ありがとうございます。これからもやっていくことは変わりませんが、見守っていただけると嬉しいです。
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