恋愛リアリティ番組が、復縁のきっかけになるケースも。5組の“元カップル”たちが共同生活を送り、過去の恋と新たな出会いの場で揺れ動く2023年の恋愛リアリティ番組「ラブ トランジット」(Amazon Prime)からも今年9月、喜びの報告が届いた。出演していたキャンドル・アーティストのマサシと美容看護師のえりが、婚約したのだ。
2人は、元恋人同士。番組出演の11か月前に、約3年半の交際を終わらせていた。交際期間中も何度か破局と復縁を繰り返していたといい、約1か月のホカンス(ホテルでのバカンス)生活で新たな恋愛を模索。その最終回、マサシが向かったのはえりの元だった。
えりがマサシとの復縁を望む中、当初は「(復縁は)違うかな」と言っていたマサシのほうも、収録が進むうちに、かえってえりの存在の大きさを再認識。「自分が寄り添う姿勢も足りなかったかもしれない」と、言葉にも徐々に変化が…。最後はマサシから復縁を呼びかけ、2人は復縁を果たした。
一方、長すぎる春を過ごし結婚に踏み切れない2人が、7日間の旅を通して“結婚か、別れか”の二択に向き合う、まるでドキュメンタリーのような恋愛リアリティ番組も。ズバリ“結婚”がテーマのABEMAオリジナル恋愛リアリティ「さよならプロポーズ」(2019年)では、同棲して2年になるフミヤとカナミがイタリアへ。結婚を望むカナミと、仕事が一番のフミヤが2人の未来に真剣に向き合った。
7日目、旅の終わりに“結婚”か“別れ”かの結論を出さなければいけないというのが、番組のルール。その最終回、旅の最終日にシチリア島のパワースポット、サンタ・ロゼリア洞窟教会に向かった2人は、十字架の前で向き合った。
結婚を望みながらも「フミくんの気持ちを尊重します」と、最後の決断をフミヤに委ねたカナミ。フミヤは「カナミにたくさんつらい思いをさせて、申し訳なかった」とカナミに寄り添い、「これから一生に一度、最初で最後のとびきりロマンチックなこというから、心の準備して。いい?」「俺が一生カナミを守る。カナミを一生幸せにする。カナミを一生愛する。だから、俺と結婚してください」とプロポーズ。2人は2021年10月に入籍し、リアルな夫婦生活を配信するYouTubeチャンネルでたびたび近況を報告しており、今年9月28日には待望のベビーが誕生したことも明かした。
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カメラの前で愛を育み、この人と人生を歩んでいきたいという大きな決断に至ったカップルたち。ときにそんな奇跡のような一コマが目撃できるのも、恋愛リアリティのだいご味の一つだろう。
ABEMAでは現在、「さよならプロポーズ」の最新シーズン「さよならプロポーズ via ギリシャ」を放送中。今回は、プロポーズしたものの入籍に踏み切れない27歳のアオイと30歳モナのカップル、「“好き”だけで結婚していいのか」と悩む30歳のシュウヘイとカホの同い年カップルの決断までの7日間が綴られている。ABEMA SPECIALチャンネルにて10月3日(木)夜9:00から放送の第3話では、カホが過去の恋愛で抱えた心の傷を打ち明ける場面も…。
新たな奇跡の目撃となるか、人生の岐路に立つ2組の決断を見守りたい。
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