VCRを挟み、ニットを取り入れたリラックス感のある衣装に身を包み登場した5人。クンのキーボード演奏に続き、「Broken Love」を美しい歌声で歌い上げた。冒頭には“Happy Birthday”のセリフを入れたアレンジで、“ヘンドリーの誕生日を全力で祝う”というMCで語った抱負を着実に実行するシャオジュンの姿も。
さらに同曲のエンディングでは、大画面のモニターに映し出されたシャオジュンがカメラにまっすぐに熱い視線を向けそっと唇に指を添えてファンにアピール。続いてカメラに抜かれたヘンドリーは思わず笑みを溢し、持ち直してファンに投げキスを届けるも、最後にはまた照れ笑いを見せた。
次の「No One But You」をセンターステージでも披露した後、続く「Horizen」はクン、シャオジュン、テンがハイトーンを響かせながら歌唱。夕焼けの映像をバックに歌う3人の目前には、夕焼けを思わせる一面赤色のペンライトの光が広がり、会場が一体感を増した。
ヘンドリーとヤンヤンは、シルバーのジャケットにデニムを合わせた衣装にチェンジし、ラップパートと低音で魅せる「RODEO」をパフォーマンス。曲が終わると、クールな曲から一転、ヤンヤンは「始める前にみなさん一緒に!Happy Birthday!」とすかさずお茶目にお祝いの言葉をはさんだ。クン、テン、シャオジュンもシルバーの衣装で合流すると、再び5人揃って「Tempo」で会場を盛り上げ、続く爽やかなサウンドの「What a Good Time」は積極的にファンと目線を合わせながら披露した。
2度目のMCは、「Broken Love」でのシャオジュンの“Happy Birthdayアレンジ”の話題からスタート。クンが「驚いて次のパートが歌えないところだった!」と話すと、メンバーの目の前に映像が確認できるモニターがあることを明かして、ヘンドリーも「シャオジュンがものすごく真剣な顔でHappy Birthdayと歌っているから笑ってしまいそうだった」と応戦。当のシャオジュンは「笑顔でやるのは曲の雰囲気に合わないから…」としつつ「機会があればいつでも祝うつもりです」と改めて固い意志を見せる掛け合いもあり、パフォーマンスだけではなくライブならではの空気感でファンを楽しませていた。
続いて順番に着替えを行う間、クン、テン、シャオジュンの年長組は、かわいいポーズや日本で食べたラーメン・焼き鳥のエピソードを展開。入れ替わりで、ビジューで飾ったベージュのジャケットの出で立ちで登場した年下組。バースデーボーイ・ヘンドリーのリクエストにヤンヤンが応える形で、腕立て伏せやメインステージとセンターステージを往復で駆け抜ける姿を見せた。
すると、着替えから戻った3人が、お祝いケーキを携えて陽気に登場するサプライズが。改めて誕生日を祝われたヘンドリーは「みんなが健康で長く一緒にいられますように」と願いを口にしてロウソクの火を吹き消す動作を見せた。さらに、次の曲に進行しようとする中、その前に日本語で感想を伝えたい!と宣言したヘンドリー。「本当に恥ずかしい、でもうれしいです」と舞台上で祝われる照れくささも表しながら、その喜びを自分の言葉で表現した。
それに応えるように、続く「Action Figure 」でもシャオジュンは大きな身振りとともに「お誕生日おもめでとう!」と盛大にお祝い。次の「Regular」でも「ヘンドリーおめでとう!」の声が響いた。もちろん、キレのあるパフォーマンスでファンも満足させ、コンサートも終盤へ。
VCRの後は、デニムにポップなストリートスタイルの衣装で5人が登場。今年6月に韓国でリリースされたアルバムのリード曲「Give Me That」を披露し、ファンも全力の掛け声で雰囲気を盛り上げる。続く「Kick Back」でも会場に大きな掛け声が響き、一体となってパフォーマンス。さらに、ニューアルバムから「Go Higher」も披露して、人気のタイトル曲でクライマックスへとたたみかけた。
MCタイムでも「Go Higher」でのファンが参加するパートをおかわりし「歌ってくれてありがとう~」と感謝を伝えたメンバー。ヘンドリーは「これまで日本活動をあまりしてこれなかったのにこんなにもたくさんのWayZenNiが会いに来てくれて…ありがとうございます。エンディングのコメントじゃないけどただ伝えたくて…」と感謝を付け加えた。
しかし、公演は実際に終盤に差しかかっており、ヤンヤンが「あと2曲しか残っていません」と告げると会場から大きな「え~」の声が。あまりも元気な反応に「ほとんど信じてないみたい」「1回信じてください、フリでもいいです」とファンとの掛け合いを楽しみながらも、熱量に応えて3曲のアンコールを約束。さらに、会場に集まったWayZenNiにいつからWayVを好きなのかを確認していくメンバーたち。
初めて会う方?、今年から応援してくれている方?、このコンサートで初めて知った方?と次々と問いかけていく。デビューから応援してくれている方?の質問に応えるペンライトの光を見ると特に感慨深げだったものの、「成長しましたよね?背も伸びたし。でもまだまだかわいいので安心してください」とおどけて見せた。そして、皆さんが好きな曲なので最後に披露します、と紹介して「She A Wolf」と「On My Youth」披露。最後までファンの大きな掛け声と歓声を浴び、ステージを後にした。
しかし、”威神V(※WayVの韓国・中国での活動名)”コールに応えて、約束通りアンコールステージのためにツアーTシャツで現われたメンバー。「New Ride」と「Welcome To Paradise」を2曲続けて披露し、いよいよエンディングのコメントへ突入。