【漫画】ある日、大好きな着せ替え人形ソックリの新入社員が現れた…思わず心が温かくなる友情ストーリーに「尊くて涙出る」「がんばる元気をもらえる」と反響

2024/11/13 18:30 配信

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『君にかわいいと叫びたい』が話題!©ハッピーゼリーポンチ/KADOKAWA

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、ハッピーゼリーポンチさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「君にかわいいと叫びたい」第6話だ。10月31日時点で1.2万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。
今作は、単行本『君にかわいいと叫びたい』(KADOKAWA)として11月20日に発売予定の作品。今回は作者のハッピーゼリーポンチさんに制作の背景を伺った。

大好きな着せ替え人形に似た子が目の前に現れた

『君にかわいいと叫びたい』(1/69)©ハッピーゼリーポンチ/KADOKAWA


主人公の桐山さんは、他人と関わる際に緊張して顔が強張ってしまう。
そんな桐山さんが務める職場に配属してきたのが、南ことみ。そんな、南さんの姿を見て桐山さんは腰を抜かした。

理由は、桐山さんが愛してやまない着せ替え人形“てぃあらちゃん”にソックリだったからだ。
ヴィンテージドールであるてぃあらちゃんを見つけた桐山さんは一目ぼれをし、光の速さで連れて帰り、あまりの可愛さに5時間続けて着せ替えをした。大きな瞳にふわふわの髪の毛、まっすぐな手足にキュートな笑顔。桐山さんはとにかくてぃあらちゃんの全てがタイプだったのだ。

そんなてぃあらちゃんにソックリな南さんが、新入社員として現れ、桐山さんの隣の席になった。『神様って本当にいるのかもな』と驚く桐山さんは嫌われないようにと気を使いながら 南さんと関わる。

今作は、そんな2人が繰り広げる女の友情ストーリーだ。

第6話では、南さんがてぃあらちゃんの撮影風景を見たいということから桐山さんの家に遊びに来ることに。てぃあらちゃんを受けて入れてくれることみに対し、桐山さんは心を開き過去に体験した悲しい出来事を打ち明ける大事なシーンにも注目だ。

実際に漫画を読んだ人達からは「尊くて涙出る」「さわやかで幸せな感動をありがとうございます」「愛……愛がここにある…!」「読んでて泣いちゃったぜ」「がんばる元気をもらえる」「生き返るわ」と、いった声があがっている。

今回は、作者・ハッピーゼリーポンチさんに『君にかわいいと叫びたい』の制作について話を伺った。

作者・ハッピーゼリーポンチさんの創作背景とこだわり

『君にかわいいと叫びたい』(4/69)©ハッピーゼリーポンチ/KADOKAWA

――「君にかわいいと叫びたい」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

漫画「君にかわいいと叫びたい」の元となるネームは、他の出版社から読み切り執筆の依頼を受けた際に書きました。しかし、「小ネタが多すぎる」「もっと大衆向けに」と指摘され、お蔵入りとなったものです。

この作品は、女性同士が互いに肯定し合い、励まし合う内容にしたいと思い、そのようなストーリーにしました。

――「君にかわいいと叫びたい」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?

こだわっている点は、ユーモアを忘れずに話を作っているところです。注目してほしいのは、主要人物2人が「報告・連絡・相談」をしっかり行い、すれ違いや勘違いがなく、読後感がすっきりするよう工夫している点です。

――単行本『君にかわいいと叫びたい』が11月20日に発売予定ですが、お話の中で特にお気に入りシーンやセリフなどがあればお教えください。

お気に入りのシーンは、高校生の南さんが父親に絞め技を決めて上京を勝ち取る場面です。書いていてとても楽しかったです。

――漫画を描く際に大切にしていることや意識していることはありますか?

大切にしていることは、読んだ人がその時間だけでも現実を忘れてホッとできるような、息抜きになるような漫画になるよう意識しています。

――ハッピーゼリーポンチさんの今後の展望や目標をお教えください。

今後は、もう少し早く原稿を仕上げて連載のページ数を増やしたいと考えています。将来的には、漫画で生活できるようになれたらいいなと淡く期待しています。

――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

いつも漫画を読んでくださり、本当にありがとうございます。単行本が出て皆さんに手に取っていただけるなんて、今でも夢のようで信じられません。中学生の頃に「漫画家になりたい」とぼんやり思っていた自分に教えてあげたいです。これからも楽しんでいただける漫画を描いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。