山下幸輝が恋愛ドラマに初挑戦「ドラマを通して“禁断の恋”を経験できるのが楽しみ」<私の町の千葉くんは。>

【写真】鼻の下にペンを挟む姿がおちゃめな山下幸輝撮影=阿部岳人

悠人の笑顔って、ちょっと何考えているかわからないところがあるんです


――悠人に共感できる部分などはありましたか?

“これだ!”って決めたものには、あれこれ考えずにまっすぐいっちゃうところはすごく共感できました。

――役作りなどは特にせず、自然と役に入り込めた感じでしょうか?

ふとした瞬間の“モテテク”みたいなものは、恋愛ドラマなどを見て勉強しましたね。“こういうのにキュンキュンするんだ”みたいな(笑)。いろんな映像を見て参考にしました。

――悠人を演じるにあたって、監督から何かリクエストなどはありましたか?

うーん…笑顔かな。笑顔って僕は意外と難しくて。特に悠人の笑顔って、ちょっと何考えているかわからないところがあるんですよ。僕でも“あれ?ここ何で笑ってるんだっけ?”って考えてしまうくらい、不思議な笑顔をするんです。そこが結構僕の中では難しい部分でもあり、悠人のミステリアスさを表現できる部分でもあるので、そこは監督と話し合いながらやっています。

――その笑顔の理由というか、どういう笑顔だったのかということは、後々分かってくる感じなのでしょうか?

そうですね。とにかく悠人はマチ先生にまっすぐなので。なぜ笑顔なのかっていうのはこれから徐々に分かってくると思います。

――主人公のマチを演じる井桁さんや、悠人の兄・悠一を演じる犬飼貴丈さんとの共演はいかがですか?

犬飼さんとの撮影はまだこれからなんですけど、井桁さんはもう完全にマチですね(笑)。「キャー」ってなるところとかも、先生だから抑えなきゃいけないと思いながら翻弄されている姿は、見ていてクスっと笑っちゃったりして、“すてきだなぁ”って思いました。

――井桁さんとは初共演とのことですが、最初から打ち解けられた感じでしたか?

そうですね。井桁さんの方から優しく声を掛けてくださって。「次、キュンキュンするシーンだね」とか「頑張ろうね」とか話し掛けてくださったので、すぐに打ち解けられました。

――本作は初恋がテーマになりますが、山下さん自身の初恋の思い出はありますか?

初恋はおそらく小学4年生ぐらいだったと思うんですけど、バレンタインに気になっている子にプレゼントを渡しました。もし相手からチョコを渡されて、それが友チョコとか義理チョコだったりしたらショックを受けそうだったので、“僕から渡しちゃおう!”と思って。

――相手からの反応はいかがでしたか?

軽く「ありがとう~」みたいな感じでした(笑)。結局初恋は実らなかったですね。ちょっと苦い思い出です。