放送開始20周年、TVアニメシリーズ第1期「魔法少女リリカルなのは」をBS初放送 長年愛される見どころとあらすじを紹介

2024/10/06 17:00 配信

アニメ

「魔法少女リリカルなのは」より(C)なのはPROJECT

BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、TVアニメ「魔法少女リリカルなのは」(全13話)を10月7日(月)夜11時30分より毎週月曜に放送する(※TVerにて見逃し配信)。2024年に放送開始20周年を迎えた本作は、“20周年プロジェクト”として劇場版2作品のテレビ編集版を放送や、ポップアップストアのイベントが開催されるなどの盛り上がりを見せている。本記事では、今なお多くのファンに愛される本作のあらすじや見どころについて紹介していく。

数多くの作品が生み出されてきた「魔法少女リリカルなのは」シリーズ


本シリーズは、2004年に「魔法少女リリカルなのは」の放送がスタートすると、2005年に「魔法少女リリカルなのはA’s」、2007年に「魔法少女リリカルなのはStrikerS」、2015年に「魔法少女リリカルなのはViVid」、2016年に「ViVid Strike!」といったTVアニメシリーズを放送。

また「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」(2010年公開)をはじめ、「魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 2nd A’s」(2012年公開)、「魔法少女リリカルなのはReflection」(2017年公開)、「魔法少女リリカルなのはDetonation」(2018年公開)といった劇場版も公開され、長きにわたってシリーズ化されてきたロングヒット作品だ。

そして今回BS初放送となる、BS松竹東急で放送するシリーズ1作目「魔法少女リリカルなのは」では、平凡に暮らす小学3年生の高町なのはが、ひょんなことから不思議なフェレット・ユーノと、彼の持つ魔法のデバイス・レイジングハートと出会ったことで、“魔法の力”を手にする。

魔法少女となったなのはは、こちらの世界に散らばってしまった危険な古代遺産「ジュエルシード」の回収をユーノに依頼される。そして、「ジュエルシード」を狙う異世界の少女・フェイトと争うことに。戦いが激しさを増す中、なのはは悲しい運命を背負ったフェイトにひかれていき、“友達になりたい”と願うようになる――というストーリーが描かれる。

「魔法少女リリカルなのは」より(C)なのはPROJECT


異世界の少女と育む友情に注目


本作の見どころと言えば、「ジュエルシード」を回収するなのはの前に立ちはだかる少女・フェイトとの関係性だろう。フェイトはジュエルシードを非合法に回収しなければならない“ある事情”を抱えており、その表情は冷たく、なのはの説得も届かない状態のため、2人は何度も激しい戦闘を繰り広げることとなる。

しかし物語が進むにつれ、フェイトは強い信念や正義を持っているだけで、完全な“悪”という存在ではないことがわかってくる。なのはは、そんな彼女の信念の奥に隠れた悲しい瞳を見抜き、“フェイトのことを知りたい、助けたい、友達になりたい”という気持ちが徐々に沸き上がってくるのだ。

なのはの根底にある“自分には困っている人を助けてあげられる力がある”という優しさと前向きさに心が洗われ、その気持ちに触れることでフェイトの心が動いていく様子は非常に感動的。また、決して諦めずに何度も立ち上がるなのはの姿にもぜひ注目したい。

主人公・なのはの声を担当するのは、「ひぐらしのなく頃に」の古手梨花役や、「Re:ゼロから始める異世界生活」プリシラ・バーリエル役など、数多くのアニメキャラを演じ、CDのリリースなど音楽活動にも力を入れている田村ゆかり。そしてフェイト役を務めるのは、「ハートキャッチプリキュア!」の花咲つぼみ/キュアブロッサム役や、「NARUTO -ナルト-」の日向ヒナタ役などでお馴染みの水樹奈々。実力派声優陣の起用によって、より感情移入しやすい作品に仕上がっている。

「魔法少女リリカルなのは」より(C)なのはPROJECT