「鷹野はこれまでにないキャラクター」菜々緒が見た目は有能、中身は無能な主人公を演じる<無能の鷹>

「あまりにも足が遅くて後ろがザワザワして(笑)」


ーー鷹野は見た目と中身のギャップで周りを翻弄していくが、意外と誰にでもギャップはあるようで…。

菜々緒:私、アクションを演じることが多いからか運動神経がいいと思われがちですが、足が遅いんですよ。以前、時代劇で私が先頭に走って後ろに人が付くというシーンを撮影したとき、あまりにも足が遅くて後ろがザワザワして(笑)。

塩野:役のイメージに引っ張られることがあります。僕は私生活でもそのとき演じている役に影響されがちで…。久しぶりに会う友人に調子に乗っていると思われたり、大人し過ぎて他人行儀と思われたりしないかドキドキします。

井浦:それを言うなら、僕はクールな役やデキる男の役をいただくことが多いけど、実は真逆で。僕自身はかなり泥臭いのにスマートな役のイメージの方が強いので、違うのに…と思っています。

菜々緒:そう考えると鷹野って意外と身近。鷹野ほど突き抜けられないかもしれませんが、彼女から何かヒントをもらって毎日を楽しく過ごしていけるといいですね。