市役所に勤務している小森洸人(柳楽優弥)は、自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東龍汰)と2人で凪のような平穏な日々を過ごしていた。両親を早くに亡くしてからは、常に弟のルーティンに合わせ、同じ時間に起き、家を出て、市役所の仕事を終え、デザイン会社で働く美路人を迎えに行く生活を送っていた。
そんなある日、兄弟の前に突然「ライオン」と名乗る男の子(佐藤大空)が現れる。家に上がり込み「ここで暮らす」と言うライオンに、美路人はパニックになってしまう。洸人は変化が苦手な美路人のため、そしていつも通りの日常を取り戻すため、男の子を警察に保護してもらおうと考える。
だが、ライオンから渡されたスマホに「じゃあ、あとはよろしく」と差出人不明のメッセージが届き、そのメッセージから忘れていたある人物を想起。さらに、ふとした瞬間にライオンの体にあざがあることに気が付く。
その頃、とある県で、橘祥吾(向井理)が必死の形相で行方不明届を提出していた。次第にそれは、“母子行方不明事件”として世間で取り沙汰されるようになる。
――という物語が描かれる。
公式HPなどで公開されている予告動画では、バスの車内でパニックになり叫ぶ美路人や、「すみませんでした」と謝る洸人、「お父さんとお母さんを探しにおまわりさんのとこ行こうか」とライオンに話し掛ける洸人の姿などが描かれている。
また、「ここで暮らします!」と宣言するライオンに「えっ」と戸惑う洸人、パニックを起こし襖を頭で突き破る美路人、食卓の周りを走り回る3人など、平穏な日常が徐々に崩れていく様子が映し出されている。
さらに、洸人が「知らない人と一緒に暮らすなんて無理だって」と告げるシーンや、美路人とライオンが図鑑を取り合うシーン、そして、洸人が何かを振り切るように横断歩道を叫びながら駆けていくシーンも。
第1話放送を前に、SNS上では「予告見て既に泣ける感じ」「柳楽くんの優しい声がきれいで切ない…」「サスペンス要素を含んだ物語、今からハラハラドキドキ」「期待が高まるばかり」「早く見たい」といった声などが上がり、話題となっている。
金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」第1話は、10月11日(金)夜10:00よりTBS系にて放送。
※宮崎優の崎は正しくは「立つ崎」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)