漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。9月6日~8日には、都内で定期的に行われているコスプレイベント「acosta!(アコスタ)」の規模を拡大した「Ultra aosta!(ウルトラアコスタ)」が、東京・池袋のサンシャインシティで開催。オープニングセレモニーには高際みゆき豊島区長や池袋コスプレPR大使が登壇するなど、イベントは大盛り上がりとなった。
WEBザテレビジョンでは、そんな「Ultra aosta!」の会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
今回、一番こだわった点はメークです。髪が明るめの水色だったので、自分の肌色とチグハグ感が出ないように意識しました。ベースメークに紫のトーンアップの下地を使うことで、自然な白さを演出してみたり。我ながら、なかなか良い感じに仕上がったんじゃないかなと思っています。
バイパーちゃんらしい表情を再現できるよう、目元のメークに力を入れました。いつもよりたれ目かつ、目が横長になるように二重幅を作ったところがこだわりポイントになります。また、ゲームの立ち絵で持っているバイパーちゃんの携帯電話を再現したくて、iPhoneケースとストラップも用意しました。キャラを表現するうえで重要なアイテムなので、似たデザインのものが見つかって良かったです!
ウイッグの色味と長さにこだわりました。今回はホール内で写真を撮っていただきましたが、屋外か屋内、照明の有無など、撮影時の環境次第で“写真に写った際のウイッグの色味”は大きく変わります。それを考慮して、今回の環境で一番しっくりくる色味のウイッグを探してきました。また、コスプレをする際はいつもそのキャラクターの性格やしぐさ、表情などの加え、作中でどのような活躍をするのかも入念に調べたうえで、ポージングの練習をすることも心掛けています。
肩が出るようにしてTシャツを着るキャラクターなので、その雰囲気を再現したくて。肩だけでなく首も細くきれいに見せたかったので、思いきり首を伸ばして表情を作ったのがこだわった点になります。それとアホ毛も特徴的でかわいいポイントなので、途中で崩れないように、しっかりスプレーで固めてきました。こちらにも注目してもらえるとうれしいです。
こうして大盛況のうちに終了した「Ultra aosta!」に続き、コスプレが楽しめる大型イベントは10月以降も全国で続々と開催予定。「池袋ハロウィンコスプレフェス2024」(10月25日~27日、池袋東口エリア)、「東京コミコン2024」(12月6日~8日、幕張メッセ)、「コミックマーケット105」(12月29日・30日、東京ビッグサイト)なども控えている。
はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文=ソムタム田井