ソン・ジュンギ“ドジュン”がたどり着いた結末 復讐の行方、スニャンの未来、“ヒョヌ”の魂<財閥家の末息子>

2024/10/13 12:00 配信

ドラマ レビュー

ソン・ジュンギ“ドジュン”がたどり着いた結末(C)Chaebol Corp. all rights reserved

2022年に韓国で公開されたドラマ「財閥家の末息子 ~Reborn Rich~」が、オンライン動画配信サービス「Hulu」にて全話配信中。同作は最高視聴率20%超えをマークし、JTBCドラマ初回放送の最高視聴率を記録した人気ドラマだ。15話を経て、ついに最終話を迎える16話。血縁の情もなく血で血を洗いだした財閥家の一族に、ドジュンがついに最後の鉄槌を下す。しかしその直後、思わぬ事件が大きな混乱を呼ぶのだった。本記事では、考察を踏まえながら第15、16話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)

「財閥家の末息子」とは


スニャングループの未来資産管理チーム長ユン・ヒョヌ(ソン・ジュンギ)。長い間、忠誠を尽くし意見も反発もせずスニャンのために献身的に働いてきた彼は、ある日グループ会長の孫であるチン・ソンジュン(キム・ナムヒ)からペーパーカンパニーの資金回収を任される。

海外に流れた資金を取り戻すためにトルコへ向かったヒョヌだが、あっけなく会社に切り捨てられ銃弾に倒れてしまう。崖に転落したヒョヌが目を覚ますと、時はソウルオリンピックを翌年に控え、民主化へと突き進む激動の1987年だった。なんとヒョヌは、スニャングループ末孫チン・ドジュンの体に移り込み、二度目の人生を歩むこととなったのだ。

自分の知る未来の情報を武器に、スニャングループの一族として生まれ変わったことを武器に、自らを殺害した一族への復讐に挑む。

韓国で2022年最高の期待作と呼ばれ大きな注目を集めた本作は、韓国JTBCドラマ初回放送の最高視聴率を記録する。主演には、“成均館病”という言葉を生み出した美貌もさることながら、演技力で数々のヒット作を生み出してきたソン・ジュンギを起用。彼の甘いルックスもさることながら、シリアスさとファンタジー要素も含んだストーリー展開が注目を集めた。

財閥家の末息子15、16話のみどころ


15話では、スニャンカードの買収金8千億ウォンの担保としてドンギ(チョ・ハンチョル)からスニャン物産の株を手に入れたドジュンは、その株をヨンギ(ユン・ジェムン)に買わせる。スニャンカードが経営破綻をすればスニャン物産の株がヨンギのものとなるため、自動的にヨンギがスニャンの会長になる…はずだった。

しかしドジュンが再びスニャンカードを買い戻すと、スニャン物産の筆頭株主はドジュンの手に。しかし何者かが図ったようなタイミングで、ドジュンは違法献金の容疑で逮捕されてしまう。

そして最終16話。ドジュンはトルコの病室でヒョヌとして目を覚ます。そして病室で目の前にいたのは、なんとソ・ミニョン(シン・ヒョンビン)だった。ソ・ミニョンは、ヨンギを違法な事業継承で起訴するためにヒョヌの証言が必要だという。