阿部顕嵐、初のプロデューサー業に意気込み「観た人の日常に変化を起こすような作品を創っていけたら」

2024/10/11 18:00 配信

芸能一般 インタビュー

「夢は何歳からでも叶えられる」と真田広之をリスペクト

阿部顕嵐撮影=梁瀬玉実


──ここからは阿部さんの俳優活動についてのお話を聞かせてください。今年5月に俳優活動に専念することを発表されましたが、専念したくなるほどの俳優業の面白さをどのように感じていらっしゃるのでしょうか?

僕は昔からずっと俳優がやりたいという気持ちがあって。その理由は、とにかく演じることが楽しいから。たくさんの人と出会って、その人たちと同じ方向を向いて一つの作品を作るというのは唯一無二な経験だと思うんです。だから舞台・映像関係なく、面白い作品にはどんどん出ていきたい。そのためには俳優活動に専念しないと時間が足りないと思って、専念することに決めました。

──昔からずっと俳優がやりたい気持ちがあったとのことですが、俳優の面白さは、今と昔で変化していますか?

していないですね。今も純粋に10代の気持ちのまま。自分が特別うまいとも思わないし。ただ「一緒に仕事をしたい」と言っていただける機会があるとうれしいです。

──一緒に仕事をしたいと思う人が多いからこそ、様々な作品に出演したり、主演作も増えたりしているのだと思いますが、そんなご自身の状況の変化はどのように捉えていますか?

あんまり感じていないですね(笑)。

──純粋に「お芝居のお仕事だ! やったー」という感じ?

そうですね。いかにいい作品にして世に出すか、それだけを考えています。もちろん、自分を選んでいただけたということは、自分にしかできないことだと受け取ってはいますけど、だからといって別に浮かれることはない。淡々とやっています。

──俳優としての将来像や理想像は何かありますか?

真田広之さんのように海外で日本の文化を発信できるような作品を作るというのが、僕の目標の1つです。

──阿部さんは常々憧れの俳優として、真田広之さんを挙げられていますが、それは活動の仕方に憧れているということ?

それも1つ。知り合いに、真田さんをご存知の方がいるんですが、その方が真田さんのことをすごく努力家だとおっしゃっていて。時間が少しでも空いたら英語の勉強をしたりとか。そういう姿勢も素敵だなと思います。それに、真田さんがハリウッドへの挑戦を始めたのは30代からだそうで、「夢は何歳からでも叶えられる」というのを体現している方でもありますよね。そういうところも含めて、リスペクトしています。

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