コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、小学館スーパーヒーローコミックスにて連載中の、原作:KAZUさん、漫画:イソベカズマさん、メカデザイン協力:moinoさんの作品『世界最強の騎士は、必ず死ぬヒロインを救うため異世界でも最強の騎士となる ~両手に花を、両手に剣を~』の第1話をピックアップ。
イソベカズマさんが2024年9月19日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、6,600件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、イソベカズマさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
主人公・御剣剣也(みつるぎ けんや)は中学生のころ両親が離婚した。両親ともに剣也を引き取らなかったため、与えられた狭い部屋と養育費で孤独に暮らしてきた。さらに、高校入学後すぐに虐められていた同級生を助けたことからいじめの標的となり、さらに孤独感は増した。
そんな孤独の真っただ中にいた剣也を助けてくれたのは、人気ロボバトルゲーム『Knight of Giant』のヒロイン「かぐや」と「レイナ」だった。性格も見た目も正反対の2人に助けられたことにより、どちらにも恋をしてしまう剣也。そして、このゲームにストーリーモードが実装され、さらにのめり込んでいった。
しかし、ゲームのストーリーを進めると、必ずどちらかのヒロインが死んでしまう展開に。どちらかを選べばどちらかが死んでしまう、という展開を変えるべく、様々なルートを探す剣也だったが、どれだけ探しても見つからない。そして、ゲーム序盤にある“負けイベント”に勝てば、2人のヒロインが生き残る道が見つかるのではないか、と考える。
何度も何度も挑戦し、対策を練って挑み続けた“負けイベント”に、ついに勝利する剣也。すると、画面には「世界を変える覚悟がありますか?」というメッセージが表示され、剣也は迷わず「YES」のボタンを押すのだった。
すると突然現実世界の足元が揺らぎ、剣也はゲームの世界へ転生してまう。窓を開けるとゲーム内のロボである「KOG」が目の前を通りすぎ驚く剣也だったが、ここが憧れのゲームの世界であるなら自分はどうするのか、と真剣に考えるのだった…。
作品を読んだ読者からは、「これは熱い!」「どハマりです」など、反響の声が多く寄せられている。
――『世界最強の騎士は、必ず死ぬヒロインを救うため異世界でも最強の騎士となる ~両手に花を、両手に剣を~』を描かれようと思ったきっかけや理由などをお教えください。
前の仕事が一区切りするタイミングで、てれびくんの編集さんからお話がきて、新しいメカものの作品をやりたいとの事で、昔から読んでいた雑誌だったので縁を感じ、やってみようかなと…KAZU先生の原作も最後まで読み、特に終盤の部分は描いてみたいなと思っています。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
ヒロイン達を可愛く、メカを玩具が欲しくなるくらいカッコよく描く事でしょうか。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
メカシーンなら4話の騎士戦技のシーン。ロボットゲームの必殺技感が出せたかなと思います。キャラシーンだと5話のかぐやとのやり取りで泣き出したシーン。孤独だった少年が本当の意味で1歩進めた瞬間なのかなと…
――今回記事に掲載させていただいたのは第一話ですが、今後の物語の見どころを可能な範囲でお教えいただけますでしょうか。
1巻の間は比較的ヒロイン達との交流が多いのですが、徐々にロー…ある人物との交流がnewルートの鍵になっていきます。元のゲームのシナリオにはあまり関わりが無かったその人物は剣也自身にとっても重要な存在になっていきます。気になる方はカクヨムに掲載されている原作の方を読んでいただくのも良いかと思います!(個人的な感想ですが、これってつまりロー…様がヒロインのルートなんじゃと思うんですが皆様はどうですか…?)
――イソベカズマさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
メカや男性キャラをメインで描く事が多かったので今回はヒロインを魅力的に描く事に注力したいなと思います。あと早くタケミカヅチを暴れさせたいですね。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
KAZU先生の原作とは違ってくる部分もあると思いますが、芯の部分は変わらず、より面白く、伝わるようなコミカライズにしていきますのでその変化も楽しみにしていただけるとありがたいです。
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