「自分が納得するものを妥協せずにやりたい」全10曲の作詞を手がけた青山なぎさの1stアルバム

2024/10/16 18:30 配信

音楽 インタビュー

11月4日(月・祝)青山なぎさ 1st LIVE『KAIHOU』を開催


常に何か新しい自分を探して生きていることを実感したい


──アルバムやリード曲のタイトルにも選ばれた「解放」は今回のプロジェクトにおける大きなキーワードにもなっていると思いますが、この言葉にはどのような思いが込められているんでしょう。

新しくアーティスト活動を始めたり、作詞したりすることで、新しい私を解放してもっと皆さんに知ってほしいという気持ちがひとつ。あとは、自分自身の葛藤を解放させるという意味も込められていて。最近の私やアーティスト活動を目指し始めた頃の葛藤だけでなく、中高一貫の学校に通っていた頃に新しい環境に行きたいと考えて別の高校に進学しようと思った頃の思いも込められているんです。「解放」のDメロに〈茨の道で立ち尽くす日も〉ってフレーズがあるんですけど、この〈茨の道〉という言葉を知ったのが中学3年生のとき。親から「この先の人生、平坦なものではないぞ」と言われても「それでも私は茨の道を進むんだ!」って宣言したんです。それを「あの言葉、この曲に使えるかも」と思って取り入れたんです。

──安定した世界よりも、あえてそういう道を選んでしまうタイプなんでしょうか。

茨の道大好き人間なんですよ(笑)。なので、常に何か新しい自分を探して生きていることを実感したいという意味では、「葛藤」は自分のことを指した言葉なのかもしれませんね。

「解放」と「キミと」は私のアーティスト活動における大きな指針かもしれませんね


──「解放」の対極には「束縛」や「閉鎖」という言葉がありますが、青山さんの中でなかなか抜け出せないこと、克服できないものって何かありますか?

「解放」の中に〈優等生〉って言葉が出てくるんですけど、私は全然優等生じゃないのにそう見られがちな人生を送ってきたんですね。そのことで得することも多いんですけど、「あなたはちゃんとできる子だよね?」っていうレッテルを最初から貼られることで、それに応えなくちゃいけないと縛られてしまうこともあり、解放できていないかもねと友達からよく言われます。だから、このアーティスト活動はただ真面目で優等生なだけじゃない、いろんな青山なぎさを知ってもらえる機会にもなるんじゃないかと思っています。

──先ほど話題に出た「キミと」には、応援してくれる方々への思いが綴られています。

やっぱり応援してくださる方、支えてくださるスタッフさんがいないとこういう活動もできませんし。自分の芯は持ちつつも感謝や初心を忘れずにいきたいなということで、「解放」の次に(歌詞を)書きました。そういう意味では、「解放」と「キミと」は私のアーティスト活動における大きな指針かもしれませんね。

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