保健室から戻ったゆきは、ほかの生徒から「仮病じゃん」「迷惑なんですけど」といった非難の声を浴び「私だってこんな自分嫌いだよ!」と感情的になってしまう。すると、突然倒れそうになるゆきをすぐさま抱きかかえる牧野。ゆきの病気は「ナルコレプシー」という過眠症だった。ストレスや感情の高ぶりによって発作が出るが、周囲からは居眠りのように見えてしまう。牧野は心無い言葉をなげる生徒たちに対し「どれだけ酷いことしたか自覚しろ」と言い放つ。
自分の居眠りが病気だと知ったゆきは、「治れば変われるの?」「いい子になれるの?」と涙ながらにぽつり。ゆきの言葉を聞いた牧野は「お前自身は変われるんじゃないか」と助言を投げかける。その後、ゆきの母にも病気のことと治療法を伝える牧野。ゆきの母と篠谷は、病気に気付いてあげられなかったとゆきに頭を下げる。牧野の診察により、病気だけでなくゆきの心のわだかりも解いたのだった。
一方、やんちゃな児童・拓真(柊吾)は、裏山の立入禁止エリアに格好良い秘密基地を発見したと興奮気味に話す。興味を持った宏哉(吉田奏佑)と大和(山口暖人)を引き連れて、裏山に行くことに。しかし、体調が良くないことを隠していた拓真は、藪の中で突然倒れてしまう。助けを呼ばれて篠谷と共に現場に向かった牧野は、拓真の症状を見て即座に「ツツガムシ病」と診断し病院へ。
愛想がなく怖がられている牧野だったが、病気を診断した生徒からは「良い先生」として親しまれていく。しかし、ラストシーンでは牧野を意味深げに見つめる女子生徒・冴島啓(岡本望来)が、「牧野先生って患者を殺したらしいよ」と友人に話す場面で幕を閉じた。
生徒たちの病気と問題を解決していく牧野の姿に、SNSでは「期待通り、いい作品」「松下洸平くんが無愛想キャラなのも新鮮でとってもいい」「子供と一緒に見やすい」「涙が止まりません」といった投稿が相次ぎ、Xではトレンド入りを果たす好スタートを切った。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)