人生で初めて女子プロレスの試合を観戦しました。存在は知っていたのになぜ私は入り込めなかったんだろう、こんなに心を掴まれる空間なのにと、後悔するくらい心を掴まれました。
第一試合でNENE選手という小学生レスラーのデビュー戦を観戦したのですが、涙をこらえながら応援していました。戦っている時の勇敢に何度も立ち上がっている姿を見て、胸に来るものがありましたし、先頭で入場してくる時からもうぶわーっと涙が目に浮かびました。
このステージで新たな道を開いていくのだと思うと、私自身白石監督の「極悪女王」を見ていたので、プロレスラーになるストーリーが目の前で起きていることに気持ちが動きました。
自分のステージ以外でも緊張することがあるのですが、普段はちゃんと自分がやるべきことを確認すれば自信を持って立てる時が多いのです。ですが、今日は自分がデビューした時のことを思い出すくらいの緊張を感じました。
プロレスのリングという神聖な場所に立たせていただけることへの緊張感もすごかったですし、選手のコールについてはしっかりと声を張らなければと、選手の皆さんを鼓舞できるようなコールができればと思っていましたが、あの会場の熱気に包まれるとおのずと声が出たというより、出さなければならないと体が勝手に反応しました。