北村一輝が主演を務めるミニドラマ「おっちゃんキッチン」が民放公式テレビ配信サービス・TVerとTVer公式SNSで配信中だ。10月11日に配信開始となった第6話では、23歳の悩める高校教師がお店にやってくる。そんな彼女に店主は、大人の味にアレンジした、あの子供に大人気の料理を提供した。
TVerとKDDIによるコンテンツ共同制作プロジェクトが始動。
その第一弾作品となる本作は、北村演じる“おっちゃん”店主が営むこぢんまりとした食堂を舞台にした配信ミニドラマ。“おっちゃん”の決め台詞「おまち丼(どん)さま」を合言葉に提供される、心を満たす丼グルメと共に、自身の悩みの解決につながる糸口をその丼から得る若者の姿や、若者たちとの手探りなコミュニケーションを通じて自身の“アップデート”を目指す店主の姿が描かれる。
横型動画をTVerで、縦型動画をTVer公式SNS(TikTok、YouTubeShorts、LINEVOOM、X)で、それぞれ視点の異なるストーリーとして展開される。
娘・さくらとのメッセージのやりとりが再び途切れてしまった学(北村)。男と一緒にいるのではないかと心配する学は、「一緒にいる男は誰なんだ?」とメッセージを送ろうとしていた。そんな中、23歳の高校教師(高橋春織)が「おっちゃんキッチン」にやってくる。
今回のゲストはスターダストプロモーションに所属する若手女優の高橋春織だ。かつて朝の情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)でレポーターとして活躍し、映画「一週間フレンズ。」やドラマ「インハンド」(TBS系)などに出演。2021年には松田聖子が初監督を務めた、有料チャンネルHBOアジアのオムニバスホラー「フォークロア」シリーズのシーズン2でヒロインを務めた。
今回演じるのは、初めて1年生の副担任を任された新米教師。真剣に向き合えば向き合うほど、生徒の心が離れていっているような気がしているという。クラス全員に無視されたり、クラスのSNSで悪口をかかれたりとなかなかに辛い状況だ。
そんな悩める高校教師に学が提供する今夜のおまかせは、ハンバーグ。子どもが大好きな料理だ。とはいっても、今回作ったダブルチーズハンバーグ丼は一味違った。ハンバーグのタネにブルーチーズを包んで焼き、焼けたら上にチェダーチーズをのせてバーナーで炙る。ソースにもたっぷり赤ワインを使用。子ども向けのメニューを大人の味に仕上げた。
そのことから高校教師は生徒を子供扱いするのではなく、一人の大人として接することが大事だと確信。「素敵な授業をありがとうございました!」とグータッチを求められ、戸惑いつつ応じる学の姿が面白い。
学もまたさくらを子供扱いしていたことを反省し、「一緒にいる男は誰なんだ?」ではなく「一緒にいる人を紹介して欲しい」とメッセージを送った。果たしてさくらに恋人を紹介してもらえる日が来るのか。そもそも、あと6話でさくらが登場する回はあるのか。引き続き親子の行方にも注目していきたい。
■文/苫とり子
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