広告会社の課長・黒澤(菊池)は、感情を表に出さず、口数も少ないため、後輩社員からは恐れられている存在。本来は情に厚く、部下にも気を配る優しい男なのだが、あることをきっかけに、何事にも距離をとるようになっていた。
ある日、入社3年目の葵(久間田)は、黒澤とともにエレベーターに同乗。先に乗っていた部長(ウエストランド・井口浩之)から、コンプレックスに感じていた身長のことをからかわれてしまう。言い返すこともできず我慢をしていると、黒澤が暗に嫌味をぶつけ、助けてくれた。それ以来、葵は黒澤のことが気になっていく。
そのころ、葵の同期・坂元(七五三掛)は、憧れていた先輩社員で黒澤の同期・市川絢香(山崎)と同じプロジェクトでタッグを組むことに。同じく、葵の同期・小津(齊藤)は、自分の理想とする筋肉質な体型の大島蛍(佳久)の妄想を繰り広げていた。
そんな中、「黒澤は葵のことが気になっているのでは」と思った絢香は、飲みの席に葵を呼び、自分は店をあとにする。戸惑いつつも、酒を酌み交わし、恋の話をした2人。
その日の帰り道、葵が「黒澤さんのこと少しだけ知れてうれしかったです」と握手を求めると、「なら良かった」と笑顔を見せる黒澤。続けて、「あ~。黒澤さんが笑ってる〜。初めて見ました。2人だけの秘密ですね」と葵が微笑むと、黒澤は葵の手を引っ張り「今日だけだからよく見ておけ」と見つめ……。
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