玉森裕太“海里”、色気たっぷりの濡れ髪でボクシングポーズする姿に秘められた過去<あのクズを殴ってやりたいんだ>

2024/10/16 12:45 配信

ドラマ レビュー

色気たっぷりだけど鋭い視線を見せた海里の秘めた過去


この展開の中で、かつてボクシングをしていたことが改めて示された海里。さらに衝撃の過去が判明した。海里と同居し、カメラのアシスタントもしている悟(倉悠貴)が、ほこ美の同期である撫(玉井詩織ももいろクローバーZ)に「海里さん、人殺してるんです」と秘密裏に打ち明けたのだ。

海里は、ほこ美が入会しようとしているジムの会長・羽根木成(渡部篤郎)の元から突然去っていた。それを含めて、回想シーンに出てきた青年(大東駿介)、またカメラとバーの仕事で手にした給料のほぼ全額をある人物に送金していることに関係するのかもしれない。それが時おり見せる暗い表情の原因だろうか。

ただ、クズではあるが、本当は優しい。夜、神社の境内で縄跳びの練習をしていたほこ美が動画クリエイターの男たちに絡まれていると、海里は助けに入った。

トレードマークの金髪が雨に濡れる中で、ボクシングポーズをしながら見せた海里の鋭い視線は、厳しいボクシングの世界で生きていたことを感じさせた。また、男たちから逃げて隠れているとき、海里と顔が近づいて濡れ髪をかき上げる仕草にドギマギしたほこ美だったが、海里は色気たっぷりでもあって優しさが見えるのは間違いなくモテる。

そんな海里から出た「俺、ほっこーから目が離せないんだよね」という言葉は、からかいではないことを願いたい。

◆文=ザテレビジョンドラマ部