コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、マンガUP!とpixivコミックで連載中の『もいもん』(スクウェア・エニックス刊)の第3話『モンスターを使役してバトルする話』を紹介する。作者の築さんが、8月14日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、多くの「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、築さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
森の中、草の影に2体のモンスターを見つけたカケルとシミズ。モンスターは、カケルと目が合うと気まずそうな様子を見せる。
しかし、そんなことを気にせず、冷静にモンスターを狩るカケル。狩ったモンスターを串刺しにして、焚き火にかけて火を通す。
カケルは「できたぞ」と言って、シミズと一緒に仕留めたばかりのモンスターを食べようとする。しかし、「無理……無理!!」「私こんなの食べられない」とそのグロテスクさに青ざめるシミズ。
あまりに残酷だと語るシミズに、カケルは「当然だろ、食べることは殺すことなんだから」と言いながら平気そうな顔をして、さっさと自分の分を食べてしまう。
「逆に今まで何食べてきたんだよ」とカケルが問いかけると、シミズは携たい食を取り出した。「私…これからやっていけるのかな…」と思いながら、シミズも食事を始める。
そんな2人を木陰から男が見つめていた。「クク…あの旅慣れていない感じ…明らかに素人だな。久々に良いカモだ」と目を付けて…。
この漫画を読んだ人たちからは、「油断してたらこわかった…」「ヒロインの一言にマタキャまで引いてるの草」「今回も最高におもろい」など、多くのコメントが寄せられている。
――『モンスターを使役してバトルする話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
たまにノートの隅っこに変な生物の落書きをするのですが、気に入ったデザインのものがいくつかできたので、彼らに何とかストーリーをこじつけて動かせないかと思ったのがキッカケです。
――モイモンバトルを仕掛けてきた男性の表情のギャップが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
「笑い」にこだわっています。起きてることは大体シリアスですが、そこを不謹慎だけど笑えるシーンにすることで見せ場にできているのかなと思っています。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ウマヲが死ぬシーンです。主人公が笑いかけた理由がうまく言語化できないのですが、人間の心理はうまく描けている気がするからです。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
普段から映画やアニメ、ゲームなどジャンル問わず様々な作品に触れている影響が大きいと思います。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
表情やポーズが手癖でワンパターンにならないよう、シーンに合ったものを流動的に描くよう心がけています。
――今後の展望や目標をお教えください。
アニメやコスプレでマタニティキャットが動くところが見たいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
『もいもん』でしか感じられない面白さを提供できればと思っています。今後とも応援のほどよろしくお願いします!
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