“スカウトから3カ月”でスターに…韓国で社会現象を生んだ美少女シン・イェウンとは? 最新作では歌や踊りも完璧なエリート演じる<ジョンニョン:スター誕生>

2024/10/18 08:10 配信

ドラマ コラム

「ジョンニョン:スター誕生」でエリート研修生を演じるシン・イェウンの軌跡(C) 2024 STUDIO DRAGON CORPORATION & CJ ENM Co., Ltd.

10月12日にスタートした韓国ドラマ「ジョンニョン:スター誕生」。1950年代の韓国・ソウルを舞台に、田舎町に生まれた少女ユン・ジョンニョン(キム・テリ)が天性の才能でスターへの階段を上っていく本作で、主人公・ジョンニョンに負けない強烈な印象を放つキャラクターが2話から登場している。それが、ジョンニョンのライバルとして劇団で切磋琢磨していくエリート研修生ホ・ヨンソ。演じているのは、WEBドラマ「A-TEEN」(2018年)で鮮烈なデビューを果たし、「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」(2022年)のいじめっ子役で注目を浴びた26歳の美女優シン・イェウンだ。今回はイェウンのキャリアについて紹介する。(以下、出演作のネタバレを含みます)

歌・踊り・演技を完璧にこなす研修生の“女王様”役


<メラン国劇団>の男役スター、ムン・オッキョン(チョン・ウンチェ)に見いだされて劇団の末席になんとか滑り込んだジョンニョン。第2話で初登場するヨンソは、“才能はあるがド素人”なジョンニョンの前に立ちはだかる最初の壁だ。

イェウン扮(ふん)するヨンソは、いきなりジョンニョンも腰を抜かしそうになるほどの深みのある歌声を披露し、ジョンニョンに“演じる技術”を見せつけるシーンでは無表情から一瞬にして表情を変え、“役になりきる瞬間”を鮮やかに切り取ってみせた。ソプラノ歌手の母と姉を持つ芸能エリートだが、研修生の間では“女王様”と呼ばれていて性格は最悪。ジョンニョンが「友達になろう」と手を差し出すと、「市場で歌うような人と同じレベルだと思わないで」と蔑むような目を向けた。

スカウトからわずか3カ月でスターに…ASTROチャウヌは同級生


ジョンニョンですら気圧されるような強烈な個性と圧倒的な実力を持つヨンソだが、演じるイェウンも実は、ヨンソに劣らずエリート街道を歩んできた実力派だ。

1998年に生まれた彼女は、演劇俳優である祖父の舞台に幼いころから親しみ、自然と芸能の道へ。芸術高校、大学の演技芸術学科に進学して演技を学んだ。大学の同期にはASTROのチャウヌもいるという。大学在学中の2018年4月、スカウトを経てTWICEやStray Kidsも所属するJYPエンターテインメントの俳優部練習生に。すぐにオーディションでWEBドラマ「A-TEEN」の主役を勝ち取り、20歳で主演デビューを果たした。

「A-TEEN」はティーンの間で爆発的にヒットし、SNSで拡散され続編も含めて累計3億回ビューという驚異的な人気に。イェウン演じるド・ハナのアクセサリーやコスメをまねする“ド・ハナ病”という流行語が生まれ、イェウン自身も10ブランドのモデルに抜てきされるなど社会現象化。イェウンを形容する“10代のワナビー(ロールモデル)”や“WEBドラマの女神”といった称号も生まれ、彼女はスカウトからわずか3カ月でスターになった。