オーディション不合格者たちの“その後”を追った新感覚ドキュメンタリー番組「Documentary of another IDOL3.0 ~不合格者17名の再挑戦の物語~」の第1回が、10月18日にLeminoで配信された。同番組は、秋元康総合プロデュースの「IDOL3.0 PROJECT」で合格し、WHITE SCORPIONとしてデビューした11人ではなく、最終審査まで残りながらも、惜しくも合格できなかった17人の少女たちを追い掛けたもの。17人がFINALIST改めRain Treeとして2025年1月のデビューが決定する前、デビューを目指して奮闘してきた姿が映し出される。第1話が配信されると、Rain Treeによる呼び掛けもあってSNS上にはファンからさまざまな感想や応援の声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)
「IDOL3.0 PROJECT」は、メタバースやNFTなどの技術を駆使して活動の場を広げるアイドル第三世代のアイドルを生み出すために秋元が総合プロデュースを務める新アイドル創出プロジェクト。約半年にわたって第7次までの審査を行い、新ガールズグループのメンバーを決定。第1回では、約1万人が参加したアイドルオーディション「IDOL3.0 PROJECT」の第5次審査から最終審査の合格発表までが描かれた。
第4次審査の面接審査を通過した114人が、第5次審査の合宿審査に挑む。第5次審査は5日間に及ぶ合宿形式で、参加者がAからHの8つのグループに分かれ、ダンスとボーカルの厳しいレッスンを受け、最終日にはグループごとの審査発表会が行われる。第1位に輝いたグループ全員と、2位以下のグループから成績優秀者20~30人の計45人が第6次審査に進むことができる。
レッスンでは、課題ダンスに振り入れから始まり、ボーカルレッスンでは主に発声練習からスタート。グループごとに分刻みのスケジュールをこなしていくのだが、参加者たちは要求されるレベルの高さに困惑。参加者のタマは「別に泣きたいわけじゃないんですけど、めっちゃ負けず嫌いで…。できない自分が悔しくて…」とこぼれる涙を拭いながら述懐する。
連日夜まで続く過酷なレッスンに、参加者たちは疲労が溜まっていき、途中で体が付いていかず体調不良になる者が続出。さらに、「最後までみんなとやりたいんだけど、気持ちと体がなかなか付いてこなくて続けることが難しいです」と言ってオーディションを去る者も。
最終日の審査発表会では、ボーカルパフォーマンス審査とダンスパフォーマンス審査を実施。1位のグループGの12人が第6次審査進出が決まり、2週間後の合格発表で残りの通過者33人が発表される。
第6次審査は歌唱&ダンス審査。参加者たちはオーディションに臨む意気込みを語り、歌とダンスを披露。合格した29人が最終審査となる第7次審査に駒を進める。
最終審査の合格発表では、歓喜に沸く11人とは対照的にがっくりと肩を落とす18人。顔を伏せて悲しみをこらえる者、あふれる涙を止められない者、現実を受け入れられずぼうぜんとする者など、それぞれ絶望感を抱く。
努力を続けてきた彼女たちにスタッフが、再度デビューを目指して挑戦してみないかと声をかけると、18人のうち、17人が再挑戦を決意。この時点ではまだデビューできるかも分からないが、一度は手からこぼれ落ちた夢を実現させるべく、さらなる困難に立ち向かうことを決める。
そんな“再挑戦”の物語に、ファンからは「胸が張り裂けそうになる」「こんなの見たら箱推しになるじゃん」「みんなステキな子だった」「仲良く切磋琢磨しながらトップアイドルへの階段登ってほしい」など、オーディションで敗れた後も諦めずに前を向いたメンバーの姿に感動する声、エールが寄せられている。
第2回は11月1日(金)に配信予定。キラキラと輝く合格者のWHITE SCORPIONを見ながら、見えないゴールに向かって走り出した17人のリスタートに迫る。
◆文=原田健
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