“童顔クイーン”チャン・ナラが“サレ妻”に…韓国で大ヒットのリアル過ぎる離婚弁護士ドラマに大胆展開<グッド・パートナー>

2024/10/18 20:00 配信

ドラマ レビュー

【写真】スター弁護士のむちゃぶりに困惑しながらも食らいついていく新人弁護士ハン・ユリ(ナム・ジヒョン)(C)SBS

韓国ドラマでは元来、刺激的なシーンや現実的でない状況設定で視聴者を引き込む“マクチャンドラマ”が盛況。中でも不倫ドラマは復讐ドラマと並ぶ人気で“離婚弁護士”をテーマにした作品も多いが、その中でも実際に離婚専門弁護士として働くチェ・ユナが直接脚本を執筆している本作は異色中の異色だ。

今作で脚本家デビューを果たしたユナ弁護士は、最近も人気アイドルグループ・T-ARAジヨンの離婚訴訟で法定代理人を務めて話題を集めたばかり。現実を知る現職弁護士による脚本で、法廷でのやりとりだけでなく事務所での雑談や雑務一つに至るまで生き生きとリアルに描かれ、共感度満点のストーリーで視聴者を魅了している。

ウンギョンの夫の不貞を知ったユリは…


そんな離婚弁護の世界に飛び込んだ新人弁護士ユリのキャラクターもいい。第1、2話で初めての離婚訴訟を勝訴に導き、3話でいよいよ上司のウンギョンと共に法廷で原告代理人席に座ったユリだが、もともとは企業裁判チーム志望。採用試験時にも「離婚チームでなければどこでも構わない」と書いたほどで、いまだ離婚裁判に面白みもやる気も見いだせずにいる様子だ。

その一方で情に厚く真面目な性格だけに、いざ裁判になると正義感がムクムクと顔を出す。隠れて不倫する被告人にブチギレたり、被告人の弁護を担当していながら“サレ妻”側である原告に同情したり…と、人間味あふれるキャラクターでストーリーを引っ張っていく。さらに、ウンギョンを信頼し、サポートするウジン(キム・ジュンハン)や、ユリの3カ月先輩で明るい性格でユリをフォローするウノ(ピョ・ジフン)のキャラクターも好感度抜群で、だんだんと“離婚チーム”の人間関係も見えてきた。

第4話では、ユリがウンギョンの夫の不倫を知ってしまったことで「先輩(ウンギョン)に言うべきか、言わぬべきか…」と、大いに頭を悩ませる姿が描かれる。

◆文=ザテレビジョンドラマ部