筒井真理子“かなえ”の要望に応えるため、堀田真由“涼”がマッチングアプリに挑戦する<若草物語>

2024/10/20 06:00 配信

ドラマ

これまでの放送では――


「書けばいいんでしょ!?黒崎さんと同じステージまで這い上がって、古い価値観ぶっ壊してやりますから!」。恋愛至上主義の風潮に抗いながら生きる涼(堀田真由)は、恋愛と結婚こそが女性の幸せだと決めつける大御所脚本家・黒崎(生瀬勝久)の物言いに我慢できずに猛反発。

せっかくもらった監督の仕事を突っぱね、会社を辞めて脚本家になってみせると宣言!…したものの、貯金も仕事もないのに、来月から家賃の支払いや奨学金の返済や妹の学費はどうすれば? 今更ながら事の大きさに気付いてどんより気分の涼だが、もう後には引けず……。

一方、涼のピンチを知る由もない恵(仁村紗和)は、昼夜問わず送られてくる上司からの私的なメッセージが日に日にエスカレートしていくことにモヤモヤを募らせる。

芽(畑芽育)は、ホテルでの一件以来、寝ても覚めても沼田(深田竜生)のことで頭がいっぱい。エリート大学生の彼氏よりも沼田からの連絡を期待してしまう芽は、学校の課題で沼田とペアを組むことになってドギマギする。

そんな姉と妹に「会社を辞めた」と言い出せない涼は、恵が勤めるハローワークにこっそり足を運び、恵に隠れて失業保険の手続きをしようとするが、またもや口が災いして大騒動になる。今さら会社には戻れないし、名もなきライターに仕事をくれるプロデューサーもいない。

脚本家になるにはコンクールで入賞するのが近道だと悟った涼は一念発起。憎き黒崎が審査員を務める新人脚本賞に応募しようとするが、締め切りまで3日しかないのに、書きたいテーマが見つからなくて筆が全く進まない。こんなとき衿(長濱ねる)がいてくれたら…。涼は、読まれるはずのないメッセージを衿のスマホに送ってみる。

コンクールの締め切りまであと3日! すっかり行き詰まってしまった涼を心配する律(一ノ瀬颯)。そんな中涼の知らないところで、芽がまさかの警察沙汰に!? トラブル続きの町田家の行方とは。

第3話では――


口が災いして仕事もお金もなくなってしまった涼は、脚本家になる夢を叶えるために一念発起して脚本コンクールに応募。落選こそしたものの、審査員の1人だった人気脚本家・大平かなえ(筒井真理子)の目に留まり、かなえの下でアシスタントとして働いてみないかと誘われる。

涼にとっては夢に近づく千載一遇のチャンス…とはいえ、この道40年のかなえは長年ラブストーリーを書き続けてきた“恋愛ドラマの名匠”。恋愛に興味がなく、衿と“結婚しない同盟”を組んでいた自分が、よりによって恋愛脚本家のアシスタントなんて……。

そんな戸惑いを抱えつつ、恵から「やりたかった脚本の仕事ができるなんて奇跡なんだから」と背中を押された涼は、このチャンスにしがみつこうと決心する。

“もしかしたらプロットでも書かせてもらえるかも?”という淡い期待もむなしく、涼に与えられた仕事はかなえの身の回りの雑用係。家具の修繕、部屋の照明やウォーターサーバーの水の交換。想像していた仕事とは全然違ったものの、脚本家になるために「なんでもやります!」と食らいつく涼に、「本当になんでもやる?」と問うかなえ。

新作ドラマを執筆中のかなえは、マッチングアプリで出会う今どき男女のラブストーリーを書こうとしているが、クランクイン直前だというのに、キャラクター作りが難航してまだ1話も完成していないという。かなえから「今どきのリアルな男性像をリサーチしてほしい」と頼まれた涼は、物は試しと、実際にマッチングアプリを使ってみることに。それを知った律は「恋愛しちゃうってこと?」と気が気でなく…。

そんな中、ハローワークで働く恵は同僚の佐倉(酒井若菜)から思いも寄らない相談を持ちかけらる。芽は、ひょんなことからミステリアスな同級生・沼田(深田竜生)が抱える“ある事情”に触れてしまう。

――という物語が描かれる。