深澤辰哉“冬月”、悲しく切ない展開の中でもたらした一筋のあたたかな光と衝撃<わたしの宝物>

2024/10/18 19:46 配信

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美羽の傷ついた心を呼び覚ます冬月の声…しかし衝撃展開へ


詳しくは聞かなくても、気遣ってくれるあの頃と同じ優しさ。冬月に頼まれてフリーマーケットの手伝いをし、心から楽しんだ美羽。でも翌日にアフリカに向かう冬月とはこれでお別れだった。

その夜に強引に体を求めてきた宏樹に傷ついた美羽。翌朝早くに向かったのは思い出の図書館で、また偶然に冬月と会った。冬月の目的は中学のときに宝探しゲームのために隠していた美羽の手作りしおりを探すこと。中学のときは突然別れが訪れてゲームはできなかったのだが、あまり人が手に取らない本に隠していたためそのままだった。

黙ったままの美羽に「夏野?」と呼びかける冬月。すると「やめて!その声ダメ…。冬月くんが私を呼ぶその声さ、なんかいちいち目を覚ましてくれるんだよね」と美羽。冬月と再会し、その声とともに美羽は今の自分の心が宏樹によって傷ついていたのだと実感したのだった。

本当は傷ついていた心を必死に守っていた美羽。その心をときほぐすような温かさが冬月の声にあった。演じる深澤の声がぴったりだった。

動き出してしまった心はとめられず、冬月と体を重ね、冬月は「迎えに来る」と約束してアフリカに旅立った。その日を待ちわびる美羽に判明した妊娠。しかも怪しんでDNA鑑定すると宏樹の子ではないという結果だった。ところがそれと同時に冬月がアフリカでテロに巻き込まれて亡くなったというニュースが。

中学のときに美羽と「宝探しゲーム」で楽しもうとしていた冬月。その“宝”というキーワードは美羽のおなかにいる赤ちゃん=宝物につながり、タイトル回収にも。ラストの衝撃もあって「冬月くん」がトレンド入りすることになったSNSには「冬月くん最高すぎて」「冬月くん本当にヒーローすぎるよ」「冬月くんにキュンしてる」との感想の一方で、「冬月くん生きてて」「冬月くん、うそでしょ」「もう退場なの?」と動揺も。

また、冬月が差し出したキーアイテムである酢こんぶの商品「都こんぶ」もトレンドTOP20圏内に入る現象がおきた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部