エミー賞14部門ノミネート、主人公が“シリアルキラー”の異色サスペンス「デクスター」 見どころとあらすじに迫る

2024/10/21 12:00 配信

ドラマ

「デクスター」より(C)2006 Showtime Networks Inc. All rights reserved.

海中に沈めていた死体が発見され、窮地に立たされるデクスター


シーズン1ではデクスターの表と裏の顔が明らかとなり、“冷凍庫キラー”と称される犯人による奇怪な連続殺人鬼とデクスターの対決が描かれる。冷凍庫キラーはなぜか彼の秘密を知っているようで、挑発するかのように犯行を重ねていく。その正体に迫ろうとするデクスターだが、同僚のドークス刑事だけは彼の行動を疑っていた――。

シーズン2では、冷凍庫キラーとの戦いを終えて以降、人を殺せなくなったデクスターが描かれる。残忍な自分を取り戻すため「ハリーの掟」から離れようとするデクスター。そんな中、これまで海中に沈めていた死体が大量に発見され、デクスターは窮地に立たされることに――。

シーズン3では、デクスターが麻薬の売人・フリーボを処刑しようとした際に、自己防衛のため1人の青年を殺してしまう。その青年はマイアミで力を持つ地方検事補ミゲル・プラド(ジミー・スミッツ)の弟だった。フリーボが弟を殺害したと思っているミゲルは、フリーボを殺害したデクスターに感謝し、親しく付き合うようになる。デクスターの悪党退治に理解を示すミゲルだったが、次第に意見が食い違っていき――。

シーズン4では、デクスターがかつてから交際していた恋人・リタと結婚する。子供も生まれ、良き父親になりたいと葛藤するが、殺人への衝動を抑えることができずにシリアルキラーとしての裏の顔を家族に隠しながら生活を続けていた。そこへ、過去の事件を再現する謎の連続殺人鬼“トリニティ・キラー”が現れる。デクスターはトリニティ・キラーに興味を抱き近づこうとするが、その行動が彼の人生を狂わせていく――。

「デクスター」より(C)2006 Showtime Networks Inc. All rights reserved.


デボラに殺害の瞬間を目撃され、デクスターの“裏の顔”は2人の秘密に…


シーズン5では、トリニティ・キラーのとある犯行がこれまでの傾向と異なることに気付いたデボラのパートナー捜査官であるジョーイ・クイン(デズモンド・ハリントン)が、デクスターに疑惑の目を向ける。シングルファーザーとなってしまったデクスターは子供たちのために殺人衝動を抑えようとしていたが、ある犯罪の事実に気が付いたことで再び獲物への執着が止められなくなる――。

シーズン6では、ヨハネ黙示録の予言に従って人を殺す“黙示録キラー”と呼ばれる殺人鬼が現れる。元神学教授のジェームズ・ゲラー(エドワード・ジェームズ・オルモス)とその教え子で美術品修復業のトラヴィス・マーシャル(コリン・ハンクス)が容疑者として疑われていたが、デクスターは犯罪歴のある聖職者ブラザー・サム(モス・デフ)を殺人犯だと考えていた。一方、デボラは事件の影響で受けていたセラピーで、義兄への思いに気付いてしまい――。

シーズン7では、デクスターが犯人を殺害するところをデボラが目撃したことで、互いに動揺しながらも協力して証拠を隠滅する。マイアミメトロ署警部補のマリア・ラゲルタ(ローレン・ベレス)は、解決済みとされていた、デクスターが殺害した死体が発見された“ベイハーバー切り裂き事件”の新たな証拠を見つけ、再捜査を始める――。

シーズン8では、“ベイハーバー切り裂き事件”の追求を逃れたデクスターは、相変わらず表と裏の顔を持ったまま人生を送っていた。デボラは警察を退職し、探偵事務所に勤務。マイアミメトロ署では、脳の一部を切除する殺人犯“脳外科医”の捜査を進めていた。かつてデクスターのために「ハリーの掟」を作った精神科医ボーゲル博士(シャーロット・ランプリング)は、“脳外科医”の捜査を続けるデクスターに、自分が過去に診た患者を調べるように依頼する。そこへ突然、元恋人のハンナ・マッケイ(イヴォンヌ・ストラホフスキー)が姿を現し――。

抑えられない殺人衝動の果てに狂い始めたデクスターの人生…。衝撃のラストを迎える本作は、オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、シーズン1~8の全シーズンを見放題配信中。

「デクスター」シーズン1 キービジュアル(C)2006 Showtime Networks Inc. All rights reserved.