コブクロが、結成25周年記念のコンサート「KOBUKURO 25TH ANNIVERSARY TOUR 2024 "QUARTER CENTURY"」を10月19日と20日に神奈川・ぴあアリーナMMで開催した。
本公演は、8月10日、群馬・高崎芸術劇場大劇場からスタートしたツアーの横浜公演。横浜2日目となる20日、MCのコーナーで黒田俊介は「横浜といえばゆず。もうすぐここでライブがあるらしいけど、今日で横浜をコブクロの色に塗り替える(笑)」と話す。さらに、長年コブクロの衣装を担当しているスタイリストの誕生日を祝うなど話題はてんこ盛り。
また、楽曲に込めた思いをじっくり語った小渕健太郎の解説に対して「小渕さん、ちょっとだけ気になったんですけど(笑)」と、黒田が膝を打つ話でいつものように笑いを取っていた。
アンコールの声に応え、再びステージに登場したコブクロは、2人きりで「轍 -わだち-」を歌い始める。曲の途中から、この日のサプライズとしてスキマスイッチが登場。7月に愛知にて開催された「スキマフェス」にコブクロが出演するなど、共演の機会はこれまでもあったが、今回はコブクロ25周年のお祝いにスキマスイッチが駆けつけた。
黒田はスキマスイッチの登場に、ライブ前半のMCでゆずの話題に触れたことを交えながら、「勢力図の色を塗り替える手伝いに来てくれた(笑)」とうれしそう。ところが、前半のトークで黒田が「今年は、スキマスイッチのフェスで名古屋は手に入れた」と語っていたのを楽屋で大橋卓弥が聞いていたらしく、「名古屋はあげてないから(笑)」と突っ込まれる場面も。
その後は黒田&大橋、小渕&常田真太郎という仲良しチームに分かれてトークを展開していたのだが、常田が「でも小渕くんからのメール、いつも敬語なんだけど(笑)」と暴露すると、黒田も大橋も便乗。2人組ならではのトークを展開しつつ、「"横浜の人"はなかなか来てくれないけど、この3組が集まったら面白そう!」という黒田の話の流れで小渕は「コブクロ、"横浜"でライブする。駆けつけた"名古屋"の2人組」というニュースのキャッチコピーを提案。
黒田が「関西と東海のデュオが、関東を獲りに来た!」というサブタイトルまで生み出したのだが、大橋から「すごいよね、25年経っても獲りに行こうとしてるって。もう獲れてるよ。なんでそんなにムキになるの(笑)」と突っ込まれ、会場は大爆笑となった。
プライベートでも仲のいい4人だからこその和気あいあいとしたムードが伝わるMCを終え、アンコール2曲目としてスキマスイッチの「全力少年」を全員で披露。常田のキーボードのそばでコブクロの2人が歌ったり、小渕と黒田、そして大橋の3人が花道で一緒に歌うなどスペシャルなパフォーマンスが繰り広げられ、最後はそれぞれ笑顔でハグを交わしていた。
(オフィシャルライター:山田邦子)
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