かなえは今取り掛かっている脚本で、俺様イケメンを主人公の相手に描こうとするが、監督から今の時代に合っていないように言われ、若手脚本家を起用する話が浮上してしまう。落ち込んで自暴自棄になったかなえに、涼は調査中に出会ったマッチングアプリを利用する女性がかなえの描く誠実で優しい当て馬が最高のキャラクターだと言っていたことを伝え、あて馬を相手にしてみてはどうかと提案する。
かなえは涼の提案にハッとさせられ、涼を帰させる。
かなえは今まであて馬だった男性キャラクターを主人公の相手に脚本を書き上げ、企画会議で監督は「面白かった」と素直に感想を述べる。「今求められている男性像ってこういうことかなって。マッチングアプリを使ってる主人公の孤独や疲れていく感じもリアルに描かれてて共感を呼ぶと思いました」と監督は絶賛。脚本は晴れて決定稿となったのだった。
涼の助言によってかなえが良い脚本を書き上げたようすに前向きな気持ちになり、ワクワクとさせられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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