尾形貴弘「これちょっとアブナイな!どんぶり関係ねぇし!」 ムエタイジムの空気に怖がる尾形<パンサー尾形のどんぶり旅>

2024/10/25 18:00 配信

バラエティー レビュー

「パンサー尾形のどんぶり旅」※提供画像

パンサー・尾形貴弘がニッポンの名物・どんぶりを紹介する番組「パンサー尾形のどんぶり旅~ニッポンのうまい!にサンキュー~」(毎週土曜朝10:30-11:00[BSJapanext<263ch>])が、10月19日に放送された(翌週朝7:00-7:30[BSフジ]でも放送)。パンサー・尾形貴弘がニッポンの名物どんぶりを求め、全国各地を巡る同番組。前回に続いて神奈川県・横浜市の旅で、大迫力のムエタイに震え上がった。

世界チャンピオンを多く輩出するジムで練習に参加する尾形


神奈川県横浜市を旅していた尾形がやってきたのは「エイワスポーツジム」。キックボクササイズといったライトなエクササイズや、本格的なムエタイなど格闘技の練習もおこなっているという。興味を引かれて覗いたものの、ジムに響くミットを打つ音と迫力に「すごいぞ!ちょっとやめようか!?怖いなコレ!」と怯えながら入っていく尾形。

サンドバッグやリングが並ぶ練習場を見て「マジのやつじゃん!」「これちょっとアブナイな!どんぶり関係ねぇし!」と変わらずビビっていた尾形だが、話はトントン拍子に進む。リングで練習していた世界チャンピオン・奥脇竜哉選手に話を聞きつつ、「やりたくないんすけども!」と控えめに“体験”を申し込む。

ジムに所属している方々の話を聞くなか、なかでも「まだまだ」と紹介された吉成名高選手のキックを「大したことない気がします」と舐めてかかる尾形。しかしいざお尻にキックを受けてみようという段階になったら、「テレビだからね?これ…」と心配そうな表情で忖度を求めていた。

案の定、キックを受けた尾形の尻からは硬質で重い音が響く。「いてえ!!」とジム中に轟く大声を出し、足をピンと伸ばした一直線で倒れ込む尾形。「いてぇ…もうだから…だから嫌なんだよオレ…こういう所のロケ…」と愚痴ともつかない悲鳴をあげつつ、今度は尾形がパンチを打つ方の練習をさせていただくことに。また数々の世界チャンピオンを育てているというトレーナーのクンドンさんについてもらい、今度はキックの練習をおこなう。サッカー強豪校の選手だった尾形の蹴りは好評を得ていたが、ここでミッションが言い渡される。

「39秒以内で練習相手にパンチを1発当てろ」というもの。39秒もあれば余裕だと笑う尾形は、一方的に攻撃するのは嫌だといって「相手も3発までパンチを当てて良い」というルールを追加する。

パンチを当てることはできるのか、ムエタイミッション開幕


相手を務めてくれるのは、先程キックをしてもらった吉成選手。ミッションがスタートすると、尾形のパンチは華麗な体さばきでかわされるのに、吉成選手のパンチは綺麗に2発入ってしまう。残り10秒の時点でクリーンなカウンターが入り、尾形ダウン。結局1発も当てることができず、ミッションは失敗という結果に。

なお、その後に「実はこのなかで1番強いのコイツ(吉成選手)なんです」というタネ明かしが。実は吉成選手、世界タイトルのベルトを14本も持ち、タイで外国人初の三階級制覇を達成しているというビッグネームだったのだ。尾形はドッキリに「ふざけんなよオイ!」ととびっきりのリアクションを見せつつ、さすがのテクニックだったと称賛を送る。吉成選手も尾形のリーチとパンチの伸びを挙げて、「強かったです」と健闘を称えた。

その後は選手たちみんなとジャンピングスクワットに挑戦。正面から体ごと右に45度傾いた状態でスタートし、スクワットの要領で屈む。そして伸びるとき、ジャンプしながら左右を入れ替えるように90度回転する…という大変なトレーニングだ。サンキューに近い39回のノルマをこなすと、倒れ込む尾形。対照的に激しい運動のあとも平然としているプロたちのすごさを改めて体感して、尾形は礼を言ってジムをあとにする。

汗を流したあとにやってきたのは横浜橋通商店街。横浜市民の食の台所とも言われ、落語家の桂歌丸さんゆかりの地ということで各所に歌丸さんの絵が描かれた旗が置かれたりなどがしている。

立ち寄ったお店でコロッケやキムチなどを堪能しつつ、耳にしたのが“酔来丼”なるどんぶりメニュー。「世界中探してもウチしかないから!」という店主の野木発成さんに迎えられて、「酔来軒」の店内へ。

創業80年以上の歴史と人気を誇る「酔来軒」でいただくのは酔来丼。もやしやネギなどラーメンの具材の上に目玉焼きを乗せ、特製のたれをかけて食べるというどんぶりだ。もとはまかない飯だったそうだが、お客さんに出したところ「1回出すと2度と忘れられない味」ということで大人気になったそう。

そしてどうしても逃れられない「39秒ノーカット食レポ」がスタート。野木さんの指示を聞きながらたれのかかったご飯を混ぜて食べた尾形は、目を丸くして「うまい!」と驚く。「ちょっとジャンクさもあって、このまったりとした…この…しょっぺえ感じも…」と感動をレポートしようとしたのだが、時間切れ。混ぜるところからタイマーが回っていたのだ。

しかし、野木さんは「二重丸!」という合格の判定。話せた言葉数こそ少なかったが、表情や身振りから「凝縮された感想だよね」「それ以外に言葉がないでしょ」と納得してくれたようだ。飾りつけられた言葉よりも、目に素直な驚きが映し出された尾形の表情が作り手の気持ちを動かしたのかもしれない。

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