桐谷健太、二宮和也への熱烈ラブコールで共演決定「ニノは冷たい炎のようなものを表現できる役者」<インフォーマ -闇を生きる獣たち->

2024/10/28 12:14 配信

ドラマ インタビュー

桐谷健太と二宮和也が「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」で共演撮影=宮川朋久

事件の裏に潜む“巨悪”を暴くクライムサスペンスの第2弾「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」が11月7日(木)夜11:00より、全8話にてABEMAで放送される。裏社会・政治・芸能などあらゆる情報に精通する“インフォーマ”(情報屋)と週刊誌の記者が、闇バイト殺人事件の陰で糸を引く謎の人物を追い、タイ・バンコクまで飛ぶ。口が悪くて人使いの荒いカリスマ的なインフォーマ・木原慶次郎を桐谷健太、今回から登場する事件を追い掛ける警視正・高野龍之介を二宮和也が演じる。今回、桐谷と二宮にインタビュー。出演オファーをし続けたという桐谷と、前作からのファンという二宮…念願の共演の裏側を二人に語ってもらった。

舞台袖で、ずっと『出てほしい』を連発して(笑)

桐谷:ニノ(二宮)が出てくれるってことが本当にうれしくて

二宮:ずっと出てほしいと言ってくれて。前作を見ていたんで出たい気持ちはあったのですが、スケジュールが難しいところもあり…。

桐谷:でも熱烈プッシュをさせていただきました。共演した映画『アナログ』('23年)の舞台あいさつのときも舞台袖で、ずっと『出てほしい』を連発して(笑)。言い過ぎもアレやし…と思い、ニノが出てくれる方の未来になったらいいと思いながら願っていました。

二宮:僕は、『インフォーマ』('23年カンテレ系)はすごい好きな作品で。ソリッドで温度としては低めでじりじりとやっているのに、見ていて楽しい。実は連ドラを最初から最後まで見ることが自分的には珍しいんだけど、前作は一気に見て。自分がこの世界線に存在しないから引いて見られたというのはあると思うけど、作品性が高い。あと、森田剛くんが出ていたのが大きかったな。なので続編があると聞いて、ワクワクしました。自分が出るとかは関係なく、ただうれしい気持ちでした

――今作も木原はポンコツ記者の三島寛治(佐野玲於)と共に事件の裏を解明していく。一方、高野は刑事・丸山克次(高橋和也)とタッグを組み、被害者の不審な点を発見、調査を進めるが…。

桐谷:これまで『流星の絆』('08年TBS系)、映画『ラーゲリより愛を込めて』('21年)、『アナログ』と同じ作品に出ていますが全部関係性が違って面白い。そんな中で、ニノは冷たい炎のようなものを表現できる役者だという感覚があって。この作品ってそういう男が出てくるじゃないですか。だからぜひ高野はニノにお願いしたかった。ああいう役は初めて?

二宮:そもそもキャリア警察官の役は初めてじゃないかな?

桐谷:そんなことある? 刑事モノや警察モノが多いのに。

二宮:検察官とかはあるけど、キャリアはない気がする。しかし、和也さんと一緒にお芝居で対峙できたのは大きな経験だった。前作にも剛くんが出ていたけど、やっぱり桐谷健太の現場なんだよね。ヘンなバランスというか、どこかいびつ。この人が連れてくるクルーは気味が悪い(笑)。

桐谷:褒め言葉ですわ。これまで一緒にやった現場は全部ニノが主演だったけど、今回は自分主演の作品に出てくれたというのが、何とも不思議な関係だなって思う。改めて言うけどありがたいです。

二宮:うん、ずっと言ってるよ。

桐谷:そうやねん(笑)。

送られてくる映像が日本じゃ考えられないものばかり

――今回は、タイの刑務所やバンコクの街中で撮影を敢行。これまで以上の激しいカーチェイスや銃撃戦、大乱闘など見ごたえたっぷりのアクション描写が満載だ。

桐谷:前作の世界観はそのままに、でもエンターテインメント度合いや派手さ、ストーリーのスケール感の大きさは本当にパワーアップしています。前作とはまた違った魅力がたくさん詰まった作品になっていると思います。

二宮:圧倒されるよね。これだけのキャストをタイに連れて行っているのかって思うと。こういう作り方ができるのかと驚かされた。

桐谷:ニノはタイに行けてないけど、タイで撮った映像もたくさん送って気分を高めてもらって。

二宮:『今、こんなんやねん』と送られてきた映像が、日本じゃ考えられないものばかり…。あれを見て、タイに行った理由もすごくよく分かったし、まだ撮影には入っていない時期だったけど、面白い作品に関われているんだなっていう気持ちになれた。自分の中ですごいやる気になった。

――闇バイト殺人事件を追うにつれ、真実が見えなくなり怒濤の展開を見せていく。その先が読めないストーリーも本作の魅力の一つ。

桐谷:クライマックスまで本当に目が離せないと思う。ちなみに木原と高野は対峙するシーンがあるんだけど、今までにないぶつかり合いができたので感慨深かった。

二宮:こんなに共演しているのにまだやったことのないお芝居のパターンがあったんだという新鮮さもあって。桐谷くんとは気持ちを分かち合っている感覚がすごくあった。あとシーンのカットがかかるたびに、桐谷くんが『大丈夫か』って声を掛けてくれて(笑)。僕はカットがかかったら基本的に“お姫様状態”。なので安心して現場にいられた気がする。

桐谷:そりゃ大切ですから(笑)。

二宮:あと前作を見ていたからか、総決算みたいなものを誰よりも先に見られたという感動もあった。

桐谷:前作からつながっているけど、今作を見てから前作を見ても面白いはず。今までに見たことのないニノも見られるのでぜひ楽しんでいただきたいです!