<グッド・パートナー>新人弁護士役のナム・ジヒョンとは? 元人気子役でキャリア20年、ラブコメ3作連続大ヒットの“次世代ラブコメ女王”

2024/10/25 17:00 配信

ドラマ コラム

3作品連続ヒットで“次世代のラブコメ女王”に


そんな彼女が大人の俳優への脱皮を成し遂げた作品が、ラブコメディー「ショッピング王ルイ」(2016年)。ソ・イングク演じる記憶を失くした御曹司ルイと同居生活を送ることになる田舎娘のボクシルを演じた。ド田舎出身の純朴ヒロインと生活能力ゼロで寂しがりな御曹司のキュートな恋模様にハマる視聴者が続出し、2人のピュアなキスシーンはイングクを“キス職人”と言わしめたほど。この作品でジヒョンは「MBC演技大賞」女性新人賞を受賞し、子役のイメージを脱ぎ捨てた。

「ショッピング王ルイ」のヒットでラブコメの才能を発揮したジヒョンは翌年、チ・チャンウクの相手役として「あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜」(2017年)に出演。クールでモデル級のスタイルを持つ敏腕検事ノ・ジウク(チャンウク)の下に、研修を受けにやってくる司法修習生ウン・ボンヒを演じた。

地下鉄でジウクを痴漢と間違えるという最悪の出会いを果たしたボンヒが優しく頼りがいのあるジウクの魅力を知り、徐々に距離を縮めていく姿はまさに王道ラブコメの胸キュン展開。交際1日目の不意打ちキスや禁断の法廷キスなど“アジアの貴公子”チャンウク相手に情熱的な大人のキスを量産し、ピュアさが魅力だった「ショッピング王ルイ」とはまた違う魅力を開花させた。

翌年にはラブコメ時代劇「100日の郎君様」(2018年)に出演。EXOのD.O.ことド・ギョンス演じる“ツンデレ世子(王位継承者)”イ・ユルが記憶を失い、生活力ゼロの庶民ウォンドゥクとしての生活を始めることから巻き起こる同作で、ウォンドゥクと結婚する村娘ホンシムを演じた。

気難しく不器用なウォンドゥクと気の強いホンシムのコミカルな新婚生活はたちまち韓国視聴者の熱い支持を獲得。ジヒョンの安定感ある演技も光り、日本でもNHK総合で放送され人気を博した。

「グッド・パートナー」チャン・ナラとのケミが絶品


直近では、日本でも大人気のチェ・ジョンヒョプと共演した「魔女食堂にいらっしゃい」(2021年)、キム・ゴウン&パク・ジフと三姉妹を演じた「シスターズ」(2022年)、さらに日本ではまだ未放送・未配信だが今までにないダークな表情を見せているサスペンス「ハイクッキー(原題)」(2023年)と主演作が続き、話題を集めるジヒョン。まだ20代とはいえこれだけのキャリアを重ねていれば、「グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します~」での15歳年上のナラとの抜群のケミストリーもうなずける。

ベテラン俳優陣にも引けをとらない安定した演技力で作品ごとに異なる魅力を見せるジヒョン。第16話の「父と子」では、ナラ演じるスター弁護士ウンギョンが、自身の養育権を巡る訴訟に尽力するユリに「ありがとう。アドバイスがすごく役立った」と伝え、ユリが「なんだか変な感じ」と照れながら応じるシーンもあり、2人の間に着々と信頼関係が育っている様子がうかがえる。

なお、「グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します~」は10月30日(水)に第17、18話が、31日(木)には第19、20話がLeminoで配信される。

◆文=ザテレビジョンドラマ部